監督&スタッフ

Director & Staff


『ナイン・ソウルズ』は僕の4本目の映画です。
32歳の頃でした。
すべてを出し切ってやろうと思って作りました。
初めて達成感があった映画でもあります。
9人の魂は今も僕の中で渦巻いています。
                 —— 豊田利晃

[監督・脚本]


豊田利晃 Toshiaki Toyoda

1969年大阪府生まれ。将棋奨励会に9歳から17歳まで所属する。その時の体験を基に1991年、阪本順治監督『王手』の脚本家として映画界に登場。その後、阪本順治監督『ビリケン』(96)の脚本を手掛けたほか、演劇台本や劇画の原作なども手掛ける。1998年、千原浩史(千原ジュニア)を主演に迎えた『ポルノスター』で監督デビュー。その年の日本映画監督協会新人賞、みちのく国際ミステリー映画祭‘99年新人監督奨励賞を受賞する。2001年、様々なリングで闘う4人のボクサーを現役、引退から現在までの5年間という長期に渡り追いかけた『アンチェイン』を監督する。2002年には人気漫画家・松本大洋の原作『青い春』(主演:松田龍平)を映画化し、大ヒットを記録した。2003年、本作『ナイン・ソウルズ』を監督。2005年、直木賞作家角田光代の原作『空中庭園』(主演:小泉今日子)を監督。2006年には、アテネ国際映画祭で全作品レトロスペクティブ上映されるなど、国内のみならず世界各国から高い評価を受けている。また、中村達也、勝井祐二、照井利幸と音楽ユニットTWINTAILを結成し、即興演奏にその場で映像を併せていく表現方法を追求しはじめる。2009年、中村達也を主演に迎え『蘇りの血』を監督。2012年には、瑛太を主演に迎え、爆弾魔“ユナボマー”に基づいた映画『モンスターズクラブ』(ユーロスペース他にて全国順次公開中)と、藤原竜也、松田龍平が出演する『I’M FLASH!』(9月全国ロードショー)の2本の映画を監督。

〈主な受賞歴、映画祭招待歴〉


『ポルノスター』
日本映画監督協会新人賞受賞/みちのく国際ミステリー映画祭‘99新人監督奨励賞受賞/トリノ映画祭/ストックホルム国際映画祭/リーズ国際映画祭/パームスプリング国際映画祭/他正式招待
『アンチェイン』
トロント国際映画祭/ヴァンクーヴァー国際映画祭/プサン国際映画祭/香港国際映画祭/他正式招待
『青い春』
東京フィルメックス(コンペティション部門)/プサン国際映画祭(コンぺティション部門)/ドイツNippon Connection 新人賞受賞/トロント国際映画祭/ロッテルダム国際映画祭/他正式招待
『ナイン・ソウルズ』
トロント国際映画祭/プサン国際映画祭/パームスプリング国際映画祭/フライブルグ国際映画祭(コンぺティション部門)/シッチェス映画祭/他正式招待
『空中庭園』
サンフランシスコ・インディペンデント映画祭/フィラデルフィア映画祭/トライベッカ映画祭/他正式招待
『蘇りの血』
東京フィルメックス(特別招待)/ハンブルグ日本映画祭/モントリオール国際ニューシネマ映画祭/ドイツNippon Connection/他正式招待
『モンスターズクラブ』
東京フィルメックス(特別招待)/トロント国際映画祭/ニューポートビーチ国際映画祭/ドイツNippon Connection/他正式招待



[スタッフ]


撮影:藤澤順一 Junichi Fujisawa

1950年生まれ。千葉県出身。1985年鈴木清順監督作『カポネ大いに泣く』でカメラマンデビュー。『月はどっちに出ている』(93/崔洋一監督)では第15回ヨコハマ映画祭撮影賞、『ターン』(00/平山秀幸監督)、『狗神』(01/原田眞人監督)、『ココニイルコト』(01/長澤雅彦監督)では第56回毎日映画コンクール撮影賞、『八日目の蝉』(11/成島出監督)では第35回日本アカデミー賞・最優秀撮影賞を受賞した。その他の主な作品に『夢二』(91/鈴木清順監督)、『クイール』(03/崔洋一監督)、『空中庭園』(05/豊田利晃監督)、『しゃべれどもしゃべれども』(07/平山秀幸監督)、『犬と私の10の約束』(08/本木克英監督)、『フレフレ少女』(08/渡辺謙作監督)、『おかえり、はやぶさ』(12/本木克英監督)などがある。


照明:小野晃 Akira Ono

1960年生まれ。北海道出身。1996年、森田芳光監督『(ハル)』で照明技師としてデビューする。1997年には、森田芳光監督『失楽園』で日本アカデミー照明優秀賞を受賞。近年の主な作品は、『THE 有頂天ホテル』(05/三谷幸喜監督)、『ゆれる』(06/西川美和監督)、『フラガール』(06/李相日監督)、『パッチギ! LOVE&PEACE』(07/井筒和幸監督)、『ザ・マジックアワー』(08/三谷幸喜監督)、『アマルフィ』(09/西谷弘監督)、『ステキな金縛り』(11/三谷幸喜監督)、『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』(11/土井裕泰監督)などがある。


録音:柿澤潔 Kiyoshi Kakizawa

1958年生まれ。神奈川県出身。1993年より録音技師として活躍。1994年には神代辰巳監督『棒の哀しみ』(94)、阪本順治監督『トカレフ』(94)で、毎日映画コンクール録音賞を受賞。2001年には、滝田洋二郎監督『陰陽師』で毎日映画コンクール録音賞、日本アカデミー録音最優秀賞も受賞している。豊田利晃監督作品では『ポルノスター』(98)、『アンチェイン』(01)、『青い春』(02)、『空中庭園』(05)、『蘇りの血』(09)に参加している。近年の主な作品は、『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(07/松岡錠司監督)、『フレフレ少女』(08/渡辺謙作監督)、『誰も守ってくれない』(08/君塚良一監督)、『ヴィヨンの妻』(09/根岸吉太郎監督)、『プリンセス トヨトミ』(11/鈴木雅之監督)、『劇場版テンペスト3D』 (11/吉村芳之監督)などがある。


美術:原田満生 Mitsuo Harada

1965年生まれ。福岡県出身。美術助手として阪本順治監督などの作品に多数参加した後、『不夜城』(98/リー・チーガイ監督)などのセットデザイナーを経て、『傷だらけの天使/愚か者』(98/阪本順治監督)で美術監督を努める。『顔』(00/阪本順治監督)、『ざわざわ下北沢』(00/市川準監督)では第55回毎日映画コンクール美術賞、第20回藤本賞特別賞を、『亡国のイージス』(05/阪本順治監督)では第29回日本アカデミー賞・優秀美術賞を、『東京タワーオカンとボクと、時々、オトン』(07/松岡錠司監督)では第31回日本アカデミー賞・優秀美術賞を受賞した。その他の主な作品に『青い春』(02/豊田利晃監督)、『TOKYO!』(08/ポン・ジュノ監督)、『まほろ駅前多田便利軒』(11/大森立嗣監督)、『テルマエ・ロマエ』(12/武内英樹監督)などがある。 


編集:日下部元孝 Mototaka Kusakabe

1970年生まれ。東京都出身。1990年、日活芸術学院卒業と同時に日活撮影所編集部入社。豊田利晃監督作品『アンチェイン』(01年)で技師デビュー。その後の豊田監督作品には『青い春』(02年)、本作『ナイン・ソウルズ』、『空中庭園』(05)に参加。主な近年の作品は、『フレフレ少女』(08/渡辺謙作監督)、『ICHI』(08/曽利文彦監督)、『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』(10/錦織良成監督)、『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』(11/蔵方政俊監督)、『カイジ2』(11/佐藤東弥監督)ほか多数。


音楽:dip

1987年から活動していたDIP THE FLAGを母体に、1991年にdipとしてのライブ活動をスタート。 1993年、東芝EMIよりメジャーデビュー。EMIからは4枚のアルバムと2枚のミニアルバムをリリース。1998年には、豊田利晃監督『ポルノスター』の音楽を担当。EMIから独立後、これまでに4枚のオリジナルアルバムをリリースしている。2003年には本作のオリジナル・サウンドトラックCD『9souls』をリリース。2005年にはメンバーのヤマジカズヒデが豊田利晃監督『空中庭園』の主題歌(アーティスト:UA)、BGMに楽曲を提供するとともに録音に参加。今年は、4月にEMI時代の既に廃盤となっている作品4タイトルが同時一斉発売され、6月6日にはチバユウスケ、POLYSICS、THE NOVEMBERS、花田裕之など錚々たるミュージシャンが参加したdipのトリビュートアルバム『9faces』(UK.PROJECT/DAIZAWA RECORDS)が発売される。