はじめに:K2&ブロードピーク編

K22015_hajimeni
K2に向けて、新調したピッケル。

 2001年5月23日、当時23歳だったぼくは、世界最高峰エベレスト(標高8848m)にチベット側から登頂しました。2011年に別ルートであるネパール側から二度目のエベレスト登頂、2012年にマナスル(8163m)、2013年にローツェ(8516m)、2014年にマカルー(8463m)の登頂に成功しました。最近の4年間は、毎年春や秋にヒマラヤへ通い、登りながら写真を撮影しています。
 2015年は、世界第二位の高峰、K2に向かいます。K2は、8611メートルという標高に加え、ルートの難しさと独立峰ゆえの厳しい気候条件から、8000メートル峰の中でも最も危険とされる山の一つです。ヒマラヤ山脈の西端、パキスタンのカラコルムにあり、バルトロ氷河という長大な氷河の上を歩いてアプローチします。
 K2はずっと憧れの山でしたが、ぼくには手の届かない難しい山だと思っていました。しかし、昨春のマカルー登頂後、いつも登っている仲間たちがK2に一緒に登らないかと声をかけてくれて、信頼するHIMEXが隊を送りだすことが決まり、ぼくも参加表明をしました。
 ネパールで大きな地震があり、パキスタン北部ではヘリが墜落するなど、登山以外の不安要素もありますが、現地からの連絡によれば、遠征は予定通り遂行できる状況にあります。
 まずはバルトロ氷河に下見(5月13日~6月4日)に出かけ、その後、本番の遠征(6月13日~8月19日)に向かいます。当初はK2のみの予定でしたが、その前にブロードピークに登って体を馴らすことも決まり、ブロードピークからのK2登頂を目指します。
 できる限り、ブログで山での毎日について綴ろうと思いますが、エベレスト街道と違って通信状態がどうなのかまったくわからない部分もあります。ですので、更新できるときに更新します。気長にお待ちください。
 では今年も遠征に出発します。皆さん、お元気で。

2015年5月13日 石川直樹