カトマンズ。 

P1020500.JPG
2月4日

 ルクラのシャングリラロッジで6時半起床、7時に味のないフレンチトーストとミルクコーヒーを飲んで、7時半にルクラ飛行場へ。ポーターのミンバさんが見送りにきてくれて、カタを首にかけてもらった。カタはチベット仏教で用いられるクリーム色の薄布で、スカーフ状になっている。冠婚葬祭などで使い、相手への敬意を表すというから、仕事を終えたのにわざわざその翌朝にカタを持ってぼくを送りにきてくれたミンバさんには感謝している。

 今回のエベレスト街道の下見では、幾人もの友人ができた。ポーターとして雇ったが、本当はガイドであるミンバ・シェルパ。日本語が堪能で、山形や北海道でガイドの仕事をしていたサティスさん、HIMEXのサーダー(シェルパ頭)をつとめるプルバ・タシ、エベレストビューホテルで働きながら、キャンジュマで茶屋を営んでいたツーディンさん、ナムチェのパノラマロッジのラジュー、これらの人々とは3月末に再訪した際に、また会いに行こう。

 行きにカトマンズであれだけ何日も待ったのが嘘のようだった。ルクラは快晴で、飛行機はすぐにやってきた。最初はタラ航空の飛行機が飛んできて、次にぼくが乗るアグニ航空の便がきた。カトマンズ—ルクラ間の飛行機は、天候が悪ければ一切飛ばないが、天候が良ければタッチアンドバックを繰り返し、わずか数分間の着陸でカトマンズ—ルクラのあいだを往復しまくる。

 ルクラとエベレスト街道に別れを告げ、アグニ航空の小さな飛行機はカトマンズへ向かった。右手にはヒマラヤの山々が見える。空から村々を見下ろしていると、寂しさがこみあげるのをおさえられない。

 カトマンズ到着後、荷物をピックアップし、タクシーでタメルへ。定宿のホーリーヒマラヤホテルにチェックインし、ホットシャワーで思う存分体を洗う。日本食レストランの「おふくろの味」でショウガ焼き丼を昼食に食べ、シバさんに挨拶をしにいき、夕方にはラバさんと会って、NcellのUSB機器を買うのを手伝ってもらった。

 タメルからほど近いニューロードはカトマンズの秋葉原である。ラバさんはバイクでホテルまできてくれたので、二人乗りをしてニューロードへ向かった。Ncellの機器を買うためには、顔写真とパスポートのコピーが必要なので、まずそれらをもろもろ手に入れてから、Ncellショップへ。 英語は通じるが、契約に関する細かい説明はやはりネパール語になるため、ラバさんと一緒でなければ購入は難しかった。無事に購入できたので、今後のネパール再訪の際は、ネット環境がぐんと良くなるだろう。

 帰りに、ネパール・ヨーグルト(写真参照)を二つ買った。ラバさんのおすすめ品で、これが絶品。日本で言うヨーグルトとレアチーズケーキの中間みたいな味で、直径20センチくらいのレンガ色の陶器皿に入れて売られている。わずか70ルピー。100円もしない。

 何かにくるまれているわけではなく、むきだしで店の軒先に並んでいるので、ヨーグルト上部に埃がついている。食べるときは、スプーンで表面を少しはぎ取り、それから食べるのを勧める。

 買い物を手伝ってくれたお礼に二つのヨーグルトのうちの一つを、ラバさんにあげた。夜は、また別の日本食レストラン「桃太郎」でたらふく夕食を食べた。

 カトマンズに戻ってきたことを実感している。