雪崩が起きる。 

4月27日

エベレストBC→ロブチェBCへ

 エベレストBCを朝9時半に出発。ベースキャンプの丘で倉岡隊の日本人たちと出会った。この丘は、倉岡さんによって「ナオキの丘」と命名されていた。笑。
 ぼくがいつもここで日記を更新しているからである。
 倉岡隊の面々は、プモリC1まで行って、順応に励むという。倉岡さんと話している前後に、アイスフォールから雪煙が見えた。また雪崩たかな、と思ったが、そのときはよくわからないまま、歩き始めてしまった。後にその雪崩が、シェルパを巻き込んだと知った。
 HIMEX隊のエベレストチームの第一陣は、今朝(というか深夜)、アイスフォールを越えて、C2に向かった。オーストラリアから来た二人の女性が、疲労によりC1で止まってしまったが、それ以外のメンバーは無事にC2に到着したらしい。
「オーストラリアから来た二人の女性」と書いたが、一人はマオリ族の女性で、もしエベレスト登頂に成功すると、マオリで初めてのエベレスト登頂者になるという。
 HIMEX隊がC1とC2に分散して止まっている頃に、ヌプツェのほうから雪崩があったのだ。ぼくはそれを遠くから見たのである。C1とC2のあいだで雪崩が起き、IMG隊のシェルパ一人が背骨を折った、と聞いた。HIMEX隊のメンバーもシェルパも無事だったが、とにかく今年のアイスフォールの状態は悪いらしい。スピード重視でアイスフォールを抜けなければならない。
 ゴラクシェプで日記を更新。コーラ+PCの電源接続一時間で700ルピーだった。午後にはロブチェBCに到着した。たった300メートルほどしか標高が違わないのに、エベレスト・ベースキャンプよりもだいぶ身体が楽だ。