ロブチェ・ウェストピーク(標高6200m)にも登頂。 

5月2日
ロブチェピーク頂上

 寝ては起きての繰り返しで、ほとんど眠れない。6000メートルの最初の一夜など、こんなものである。いきなりぐっすり眠れる人がいたら会ってみたい。

 朝、起きた時に軽い頭痛があるが、コンロを出してお湯を沸かしたりしているうちに、消えた。コーヒーを作り、クッキーを食べた。

 朝10時、ここから稜線上を歩いていったところにあるロブチェ・ウエストピークに向かった。標高はイーストピークよりも200メートルほど高く、6200メートルくらいだろうか。アラスカのデナリとほぼ同じ高さである。このウエストピークからの眺めが最高にいい。背後にチョーオユーやギャチュンカンが見える。プモリ、エベレスト、ローツェ、マカルー、アマダブラム、カンテガ、タボチェ、チョラツェなどが見渡せる。360度のパノラマとは、この頂きのためにある言葉だろう。今ここに自分がいて、山に囲まれている、ということが嬉しい。

 絶景を堪能して、テントのあるイーストピークまで下りた。往復で1時間程度。

 あとはまた水を作って、軽く昼食を摂り、夕食の準備をする。本当に何もすることがない。本でも持ってくればよかった。

 夕方、隊長のラッセルと、エベレストのC2にいるガイドのエイドリアンとの無線会話が聞こえてくる。この件に関しては、また後日。今年のエベレスト(とローツェ)の状況は極めて悪い。

 夜19時前には寝袋に入った。今日はよく眠れるだろうか。

*写真は、ロブチェ・イーストピークの頂上に張ったテント。ここで二泊して、順応にいそしむ。