イラムでの休息。 

5月29日
カトマンズ→バドラプル→イラム

 10時40分カトマンズ発のブッダエアで、バドラプルへ向かった。ネパール国内線は、ほぼルクラ行きしか利用したことがなかったので、少しだけわくわくしている。

 1時間ほどでネパールの東の端、バドラプルに到着した。外は南国の暑さで、 東南アジア島嶼部やポリネシアを彷彿させる。家や人々の雰囲気も東南アジアに似ている。

 せっかく東ネパールへ来たのですぐに国境へ向かわず、イラムという街へ向かうことにした。イラムはお茶の産地で、イラムティーはネパールで最も有名な紅茶である。

 タクシーでバス乗り場のある街まで行き、乗り合いバスに乗った。バスと言ってもバンに毛が生えたような車で、バスとタクシーの中間のような乗り物である。後ろの座席に押し込められること3時間、腰が痛くなった。

 今回は、なんだか原点に戻ったような旅をしている。ぼくの旅は、高校二年の時のインド・ネパール一人旅からはじまった。いわゆるバックパッカー的な旅からご無沙汰していたが、今回の旅は昔に戻った感じがしている。余談だが、登山ではなくなったので、このブログのサブタイトルも「旅のノート」に変わった(画面に左上にあります)。

 イラムに昼頃に到着。小さな街で、目抜き通り沿いに商店が並んでいる。いかにもネパールの田舎町といった風情で、居心地の良さそうなところだ。お茶の産地だけあって、お茶屋さんも散見できる。

 宿はグリーンビューホテルに決めた。ベランダから茶畑が見渡せる気持ちのいい部屋だった。お湯も出る。

 近くの食堂で、おそろしく辛いトゥクパ(汁そば)を食べて、茶畑を散策し た。標高が高く、爽やかな風が吹いている。暑くもなく寒くもなく、快適な散歩を楽しんだ。

 外国人はまったく見当たらない。道を尋ねた商店のおばさんには「こんなところに何しに来たの?」と言われるほどだから、観光客もほとんど来ないのだろう。ネパール語でしか書いていない看板を掲げた宿がいくつかあったので、国内からの避暑客が来る程度なのかもしれない。

 イラムは、時間があればゆっくり滞在したい町である。