ジャワ島のバニュアンギより。 

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 ジャワ島のバニュアンギという街にいる。

 音楽家の大友良英さん、社会学者の開沼博さんとの「アンサンブルズ・アジア」という壮大なプロジェクトが、いよいよ本格始動した。このプロジェクトの詳細は、以下のサイトにある。
http://orchestra.ensembles.asia/

 国際交流基金が主催し、大友良英さんが企画したこのプロジェクトの第二回目の舞台は、インドネシアである。まずはスラウェシ島のマカッサル郊外で先史時代の壁画を撮影した。この壁画は最近になって年代測定の結果が出て、ラスコーなどよりも古い5万年前のものであることが判明して大きな話題になった。山の中腹にある洞窟の奥に、それはあった。このことについては、また別の機会に書く。

 マカッサルからバリ島へ移動。バリの音楽をめぐりながら、バリ島の西端から船でジャワ島に入った。昨日は舞踊を見たのだが、舞踊というひと言では片付けられないカオスの現場だった。ガムランの音を背景に中年の男性が仮面をかぶってトランスに入り、仮面を脱ぎ去ってからさらに激しい陶酔状態に入ってしまい、それまで舞台をじっと見つめていた子どもたちも本気で逃げ出してしまった。東ジャワ、おそるべき芸能の宝庫なり。

 こちらで案内役を務めてくれているのは、インドネシア人アーティストのヴェンザ・クリスト。日本では山口県のYCAMや森美術館などで作品を発表している。ヴェンザの案内でインドネシアをまわっていると、次々と面白いことが起こる。

 以下は、今後の予定。インドネシアから帰国したら、そのまま沖縄へ向かう。熱帯のインドネシアから那覇、宮古島、大阪、新潟、青森とゆっくりと北上し、最後には冬の北海道へ行く予定だ。

12月13日:AKAAKAスライドショー in 那覇
会場は那覇市若狭公民館

12月15日:AKAAKAスライドショー in 宮古島
会場は宮古島の映画館「パニパニシネマ」
http://www.akaaka.com/news/ev-tour.html

12月18日:大阪ニコンサロンにて伊藤俊治さんと対談
http://www.nikon-image.com/activity/salon/event/talk.htm

その後、noismを観るため新潟へ。

12月21日:ホテ山ビエンナーレ in 青森。その後、北海道へ。

 というわけで、今日もまたジャワ島バニュアンギ周辺をまわる。アジアの熱の中で、地を這うように歩くこと。それだけで数え切れない発見をする。こういう豊かな旅の途上にいられる自分は幸せだ。

*写真は、バリ島からジャワ島へ向かう船から