デナリ遠征のはじまり 

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 成田からシカゴを経由してアンカレジに到着した。飛行時間が長くて、疲労が…。

 毎回似たようなものだが、今回はいつにも増して、出発直前まで準備に追われていた。というのも、デナリ登山では、すべてのものを自分自身で運ばなければならない。だから、荷物の重さに関してはとことんシビアにしないと、すべて自分に跳ね返ってきてしまう。

 ヒマラヤのようにベースキャンプに荷物を運びいれてくれるヤクもいないし、食堂テントがあって食べ物や調味料をシェアすることもできない。デナリは当然ながら食事作りも水作りもすべて自分でおこなう。

 念のためこれを多めに持っていこう、というようなものは一切ない。ただでさえ、ぼくはカメラ機材(フィルム中判カメラとフィルム、デジタルカメラと予備バッテリー、三脚)があって荷物が重いので、その他の部分を徹底的に減らさなければならず、家を出る直前まで装備の取捨選択をしていた。

 アンカレジのホテルに着いてからも、まず荷物のチェックからはじめた。夜23時30分くらいまで明るいのと16時間の時差で、体内時計が狂いつつある。
 久々のアラスカの凛とした空気が嬉しい。