『ネパール・チベット珍紀行』ピーター・サマヴィル・ラージ 

  • 『ネパール・チベット珍紀行』
  • ピーター・サマヴィル・ラージ(著)/大出健(訳)
  • 心交社


「わたしは、ヤクよりマウンテン・ポニーのほうをお勧めしますが……」
「なんといっても、荷物の運搬にはシェルパの女性が一番です」
「ヤクに乗って旅をするなんて無理ですよ、ピーター。どんなに手厚く扱ったところで、最悪の友情しか得られません」


この本は、先日金沢に行ったとき、偶然古本屋で発見した。なんで「珍」がついているのか不思議だったが、読んでみると、なんとこの人、ヤクに乗って旅をしている!たしかに珍紀行以外の何ものでもありません……。馬に乗ってというならまだわかるが、ヤクに乗っている人間なんて、見たことがない。だいたいヤクはよく暴れ出すので、人間なんて乗っていられないはずだと思っていた。黙々と荷物の運搬をしてくれるヤクに乗って旅するなんて、この人、冒険家ですね……。