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	<title>この道は富士山へと続く</title>
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	<description>登る山としての富士山をゼロから捉え直した写真集『Mt.Fuji』。写真家・石川直樹が、素敵なゲストを迎えた連続トークセッションを通して、富士山の魅力を語り尽くしていくWEB連載企画。そしてさらに…</description>
	<pubDate>Mon, 28 Sep 2009 06:11:53 +0000</pubDate>
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		<title>石川直樹連続トークセッションvol.3 その4</title>
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		<pubDate>Mon, 28 Sep 2009 04:06:49 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[STEP 1]]></category>

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		<description><![CDATA[5月15日にジュンク堂書店新宿店で行われた、文筆家・大竹昭子さんをゲストに迎えての石川直樹連続トークセッションvol.3。

　
引き続き、今回のトークセッションの目玉でもあった“朗読”の模様をお伝えします。
お二人から [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div style="width:460px;">5月15日にジュンク堂書店新宿店で行われた、文筆家・大竹昭子さんをゲストに迎えての石川直樹連続トークセッションvol.3。<br />
<span id="more-334"></span><br />
　<br />
引き続き、今回のトークセッションの目玉でもあった“朗読”の模様をお伝えします。<br />
お二人から、本、とくに写真集の読み方の提案も……。<br />
　<br />
　<br />
　<h2>第4回　「写真集は順番に……」</h2><p>
　<br />
<strong>石川：</strong>『随時見学可』というのは、大竹昭子さんの小説集で、2～3の短編が入ってるんですけど、表題作に「随時見学可」という短編があって。その最初のページを読もうかなと思ってます。<br />
　<br />
（石川さんの朗読スタート）<br />
　<br />
「随時見学可」<br />
　<br />
　その建物を見つけたのは木曜日の午後、取引先との打ち合わせを終えたあとだった。<br />
　いつもは用事がすめば伝書バトのように会社にもどるのに、長かった連休が終わったばかりで、少しはゆっくりしてもいいようなくつろいだ気分になっていた。<br />
　一駅先の地下鉄駅まで歩こうと思い立ち、初夏のような明るい陽射しのなかを歩き出した。レストランの入口に並んでいるワインのボトルや、ケーキ屋のショーケースに見入っている人を横目で眺めたりしているうちに、あたりはマンションばかりになり裏道に入った。都心とは思えないほど物静かな一角で、方向さえまちがわなければこっちのほうが歩くのに楽しそうだ。<br />
　趣味はなにと訊かれたら散歩と答えるだろう。ほかに趣味らしいものがないというのもあるけれど、あみだ籤を引くようにあの道、この道をさまよい歩くとき、体の奥から突き上げてくるような歓びを感じる。じつに安上がりな娯楽である。<br />
　どの道を行くかは勘で決めるが、ここがよさそうだと入っていくと、思ったとおり昭和の香りがたっぷり漂う家が建っていたりする。立ち止まってその家の中心になる部屋はどこかを考え、窓から入る陽射しの具合を想像する。明るすぎない使い込まれた空間がまぶたに浮かんで、ダイニングテーブルと、その上に下がっているペンダントライトが像を結ぶ。もちろん蛍光灯ではなくて白熱光だ。テーブルには飲みさしのコーヒーカップがひとつ、それとリンゴの入った大きな鉢がある。そのうしろはキッチンで、カウンターに空のミネラルウォーターのボトルがぽつんと立っている。シンクには水ですすいだ白い皿が二枚、ガス台にはステンレスの笛吹ケトル。シンクの横には大型冷蔵庫が直立不動で立っていて、扉を開けるたびにマグネットで押さえたメモがいっせいにひるがえる。<br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/09/vol3_ph12re.jpg" alt="vol3_ph12re" title="vol3_ph12re" width="450" height="338" class="alignnone size-full wp-image-338" /><br />
<span>『随時見学可』を朗読する石川さん。</span><br />
　<br />
<strong>石川：</strong>……そういう風に続いていくんです。路地に入っていく主人公、これ、男の人ですけど。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>はい。<br />
私は、空間から物語が動いていくことが多いんです。普通、小説を書く人はそういうやり方はしないかもしれないけど、私はこれまでいろんなものについて書いてきたから、それの影響で、普通の小説の書き方とは違うかもしれないですね。<br />
自分にとっては、写真を撮ることと、物語を書くことはすごく似てます。<br />
何かを見てると、妄想が起きてきて、そこから話が動きだす。なんかこう、旅みたいな感じではじまるんですね。町の中を散歩するのも旅ですから、ちょっと日常とはちがう時空に見を置いたときに、フィクショナルな世界に進入していくんです。意識の状態さえ整えば、新宿の街を歩いていても旅はできるから、そんなときに、エアポケットのように物語が潜んでいる場所に遭遇するんです。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>この短編も不思議な方に向かって行きますよね。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>だんだん非現実的な方向に入っていくんですけど、みなさんにひとつお願いがあって、この本を読むときには頭から読んでください。表題作の「随時見学可」から読み始める人がいるんですよ。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>代表作だと思うから。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>普通の現実的な話から、だんだんシュールな方向に入っていく、っていう風に作品が並んでいるので、最初から表題作を読むと、ちょっと混乱しません？<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>どんな事になっちゃうんだろうと思いますね。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>それもいいですけど、日常が崩れていく感覚を味わうには、頭から読んでいくと効果があります（笑）。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>順番があるんですよね。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>そう、写真集と同じです。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>写真集も後ろから見る人とかがたまにいるんですよー。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>せっかく考えたのに、って思うでしょ。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>順番、すごい真剣に考えてるのに、後ろからめくったり。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>好きな写真のとこだけ、こうばぁーっとやったりね。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>展覧会を導線とは反対に見たりとか･･･。もうやめてくれーと思う。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>あんなに苦労したのに水の泡！<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>そうそうそう。みんなそこをすごく考えて本を作ってるし、展覧会の構成をしているのに、って……。まあいいですけどね。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>どう読むかは読者の自由ですけど、もし作者の意図を知りたいと思えば、やはり頭から順番に繰っていくのが基本です。それでもわからなかったときは、作家が無頓着に作っている可能性がありますね。<br />
意図が感じ取れなかったとしたら、その作家に問題があると考えてもよろしい。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>読み方次第で一冊の本がもっと面白くなる。<br />
意図がないっていう意図もあるかも知れないですが……。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>それもありますけど、でも本はページで構成されているものだから、「なんでこう並んでるんだろう」と考えながら見るのは大事。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>（写真集『Mt.Fuji』の最初の見開きを指して）こういう観音開きとか、ちゃんと開いて見てほしいなあ。こっちの勝手な思いだけど、気持ちが詰まってますからねえ。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>意味や意図への反対・賛成はいろいろとあっても、とりあえずその意図を受け止めてみてほしいですね。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>はい。という訳で、質問コーナーに行きますか。<br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/09/vol3_ph13re.jpg" alt="vol3_ph13re" title="vol3_ph13re" width="450" height="338" class="alignnone size-full wp-image-336" /><br />
<span>お二人は、このあと場内からの質問に、丁寧に答えていらっしゃいました。</span><br />
　<br />
　<br />
写真集は頭から順番に……すでに見慣れた写真集も、もう一度、表紙から、ゆっくりと時間をかけてページをめくることで、まったく違った印象に見えてくるかもしれませんね。<br />
　<br />
ジュンク堂書店新宿店にて、半年間にわたり開催してきた石川直樹連続トークセッションも、今回のvol.3をもって、完結いたしました。<br />
ご来場いただいた皆さん、リトルモアWEBでの連載を楽しみにお読みいただいた皆さん、本当にありがとうございました。<br />
また登場いただいたゲストの華恵さん、服部文祥さん、大竹昭子さん、そして素敵なスペースをお作りいただいたジュンク堂書店新宿店様にも、厚く御礼申し上げます。<br />
　<br />
今年の夏も多くの登山者でにぎわった富士山。<br />
写真集『Mt.Fuji』に収められた１点１点の写真を見れば、やはり富士山は紛れもなく日本の最高峰であり、非常に厳しく過酷な顔を持つ山だということに気付かされます。<br />
ただ、このトークセッションを通じて、「登る山としての富士山」へ「登ろう」という、石川さんが写真集『Mt.Fuji』に込めた一つの思いが、皆さんに伝わり、そして皆さんの足が富士山へ、しかも富士山の未知の風景へと向かうことがあると嬉しく思います。<br />
　<br />
この道は富士山へと、続きます。<br />
　
</p><blockquote style="height:150px;"><a href="http://www.littlemore.co.jp/store/products/detail.php?product_id=714"><img style="float:left;" src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/02/img_fuji_jkt_s.jpg" /></a><br />
　石川直樹 写真集『Mt.Fuji』<br />
　好評発売中！　<a href="http://www.littlemore.co.jp/store/products/detail.php?product_id=714">詳細はコチラ</a></blockquote></div>]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>石川直樹連続トークセッションvol.3 その3</title>
		<link>http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/step1/325.html</link>
		<comments>http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/step1/325.html#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 03 Sep 2009 05:32:12 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[STEP 1]]></category>

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		<description><![CDATA[5月15日にジュンク堂書店新宿店で行われた、文筆家・大竹昭子さんをゲストに迎えての石川直樹連続トークセッションvol.3。

　
今回のトークセッションの目玉でもあった“朗読”の模様をお伝えします。
　
　
　第3回　「 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div style="width:460px;">5月15日にジュンク堂書店新宿店で行われた、文筆家・大竹昭子さんをゲストに迎えての石川直樹連続トークセッションvol.3。<br />
<span id="more-325"></span><br />
　<br />
今回のトークセッションの目玉でもあった“朗読”の模様をお伝えします。<br />
　<br />
　<br />
　<h2>第3回　「石川さんの意外な？　一面も……」</h2><p>
　<br />
<strong>大竹：</strong>今日は、私は石川さんの写真集『Mt.Fuji』のあとがきを、石川さんは私の『随時見学可』を読むっていう嗜好ですよね。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>大竹さんは、“カタリココ”っていう朗読イベントを随分と長いあいだされていますからね。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>トークもいいけど、石川さんの書いた文章を私が読み上げることで、いまこうして石川さんがお話してきたことを、皆さんがもう一度、能動的に読み取れる思うんですよ。朗読にはそういう効果があるので、皆さんちょっと体験してみてください。<br />
　<br />
（大竹さんの朗読スタート）<br />
　<br />
山へ<br />
　<br />
　武田百合子の『富士日記』が好きで、暇を見つけると何度も読み返している。夫である武田泰淳と富士山麓の山小屋で暮らした１３年間の日々が淡々と記されているだけなのだが、一度読み出すとなかなかやめられない。<br />
　日記の中に「富士登山が本当にいいのは、９月１０日過ぎである」という記述がある。これは近所に住む知人の言葉を百合子が書き留めたもので、山麓で生まれ育った土地の人が言うだけに信頼に足る。実際、僕自身もその時期に何度か富士山に登っているが、山小屋の多くは閉まっているものの、登山客も少なく、静かな山歩きを楽しむには最適の季節であるといえる。<br />
２００８年９月２３日、最後の撮影を兼ねて友人と富士山に登った。１月に登頂して以来、今年二度目の富士登山である。無雪期に登るとき、ほとんどの場合僕は須走口を利用する。御殿場駅から近いので関東方面からのアクセスが良く、何より他の主要な登山道に比べると人が少ないのがいい。今回も夜中に須走口から登り始め、初日は誰一人登山客には出会わなかった。夜、７合目付近の見晴らしのいい場所に三脚を立てて、星々と雲海の狭間に浮かぶ円い月を見ながら何度か深呼吸をしていると、急に涙が出そうになった。彼方の岸辺に吸い込まれそうになるのを、僕はカメラのシャッターに人差し指をかけながらぐっとこらえていた。<br />
　<br />
海外の山へ盛んに出かけていた大学時代、１９歳で初めて冬の富士山に登って以来、登頂した回数はこれまでに２０回を超える。アラスカにある北米大陸最高峰、デナリという山へ向かう遠征前のトレーニングとして登ったのが、自分と富士山とのつきあいのはじまりだった。冬の富士山に登ることは海外の６０００メートル以上の山に初めて向かうにあたり、自らに課した最低限のハードルの一つだった。<br />
夏は数多くの行楽客を集める日本の最高峰だが、厳冬期と呼ばれる１月から２月は、麓にいたるまでほとんど人の気配もなく、他のどの季節よりも野生に満ち溢れた相貌を帯びる。山肌は雪に覆われ、吹きすさぶ風と滑らかな氷が行く手を阻み、訓練を積んだ登山家でさえ登攀を躊躇するほどだ。<br />
一部の登山家や大学の山岳部などが冬の富士山で時々トレーニングをおこなっている。日本の山では唯一標高が４０００メートル近くあって、厳しい気象条件を十分に経験することができ、しかも遠征に向けて身体を高所に慣らしていけるからだ。あのとき僕が冬の富士山に登ったのも、登頂を目指すというよりは、デナリ登山に向けてピッケルを使った滑落停止やアイゼンワークなどを習得することが目的だった。<br />
　当時は呼吸法などもわからなかったので、ただただ体力にまかせてがむしゃらに登った。なんとか頂上に到達したもののへとへとになって、帰りは足下がおぼつかなかったのをよく覚えている。<br />
冬に登ったのはそれっきりだったが、夏や秋になると毎年のように自然と富士山に足が向かった。あんな単調な山になぜ、と思う方もいるかもしれないが、山道は単調でも、この山は登るたびに新しい表情を見せてくれる。<br />
例えば、すれ違う登山者の多様さは他の山に類を見ない。Ｔシャツとスニーカーで登りにきてしまう若者をはじめ、仕事帰りのサラリーマンのような格好で闇雲に歩き続ける男性、杖を突いたハチマキ姿の外国人、家族と登るペットの犬までいるかと思えば、訓練として黙々と登る自衛隊の屈強な青年たちや山岳耐久レースさながらに走って登るトレイルランナーもいる。<br />
登山者だけではない。山小屋の数も多く、それぞれの小屋に個性があるので、泊まる小屋を変えていけば飽きないし、お気に入りの小屋を見つけるという楽しみもある。季節や天候の変化、山小屋や山道で出会う登山者たちの人間模様を含め、登るたびに未知の世界を見せてくれる富士山は、何よりも自分自身における登山の原点であり、帰ってくる場所でもある。「富士山は眺める山であって、登る山ではない」などとよく言われるが、僕にとって富士山はまぎれもなく登るための山なのだ。<br />
広重や北斎の浮世絵などを通して、あるいは観光写真や絵はがきなどによって、日本の象徴的なイメージとして古くから国内外に知られてきた富士山だが、そうしたあらかじめ刷り込まれてしまったイメージ群から離れ、自分の出発点である“登る山”としての富士山をとらえてみたい、それが撮影をはじめた理由だった。<br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/09/vol3_ph10re.jpg" alt="" title="" width="450" height="338" class="alignnone size-full wp-image-328" /><br />
<span>写真集『Mt.Fuji』のあとがきを朗読する大竹さん。</span><br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/09/vol3_ph11.jpg" alt="" title="" width="450" height="367" class="alignnone size-full wp-image-329" /><br />
<span>石川さんが書く「星々と雲海の狭間に浮かぶ円い月を見ながら何度か深呼吸をしていると、急に涙が出そうになった」というのは、このような景色だったのか。（写真集『Mt.Fuji』より）</span><br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>で、この後、12年ぶりに厳冬期に登ったことや、さっき話した火祭りの話へ続いていくんですよね。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>はい。そうです。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>これを読むと、「うーん、そうか」と腑に落ちることがいっぱいありました。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>続きは写真集を買って読んでいただけるとありがたいです。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>そうですね、写真集の最後にこの文章が、ガバッと3ページ分折込みになっています。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>僕はこれだけの人の前で朗読するのは、ほぼ初めての経験なんですけど。えーと……。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>国語の時間以来はじめてとか？<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>あー、でも僕、国語の時間に朗読褒められたことある。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>ほんと！<br />
　<br />
たくさんの取材を受け、トークショーへの出演も多い石川さん。人前での朗読の経験があまりない、というのは少し意外ですね。石川さんの朗読の模様については、次回「vol.3 その4」でお伝えします。<br />
　<br />
今回、大竹さんが朗読された、写真集『Mt.Fuji』のあとがき“山へ”。ぜひ皆さんも声に出して読んでみてください。きっと黙読とはひと味もふた味も違う印象を受けることと思います。<br />
　<br />
続きをお楽しみに。<br />
　
</p><blockquote style="height:150px;"><a href="http://www.littlemore.co.jp/store/products/detail.php?product_id=714"><img style="float:left;" src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/02/img_fuji_jkt_s.jpg" /></a><br />
　石川直樹 写真集『Mt.Fuji』<br />
　好評発売中！　<a href="http://www.littlemore.co.jp/store/products/detail.php?product_id=714">詳細はコチラ</a></blockquote></div>]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>石川直樹連続トークセッションvol.3 その2</title>
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		<pubDate>Fri, 21 Aug 2009 03:17:51 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[STEP 1]]></category>

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		<description><![CDATA[5月15日にジュンク堂書店新宿店で行われた、文筆家・大竹昭子さんをゲストに迎えての石川直樹連続トークセッションvol.3。

　
話は“山”が持つ意味や、富士山の特異性など、興味深い方向へ進みます。
　
　
　第2回　「 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div style="width:460px;">5月15日にジュンク堂書店新宿店で行われた、文筆家・大竹昭子さんをゲストに迎えての石川直樹連続トークセッションvol.3。<br />
<span id="more-316"></span><br />
　<br />
話は“山”が持つ意味や、富士山の特異性など、興味深い方向へ進みます。<br />
　<br />
　<br />
　<h2>第2回　「“山”が持つ意味」</h2><p>
　<br />
<strong>大竹：</strong>写真集『Mt.Fuji』を見てもう一つ思ったのは、富士講とか、富士山のふもとの富士吉田のお祭りとか、そういうものに目を向けてますよね。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>最後の方に出てくるお祭りの写真ですね。<br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/08/vol3_ph5.jpg" alt="vol3_ph5" title="vol3_ph5" width="450" height="361" class="alignnone size-full wp-image-318" /><br />
<span>富士山のふもと、富士吉田のお祭り。中央に富士山の形をした赤い御輿が見える。（写真集『Mt.Fuji』より）</span><br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>石川さんというと、世界中各地を冒険して、ほかの人がしたことのないことを体験して歩く人という印象が強かったけど、あるときから、そこに民俗学的、人類学的な興味が加わってきたと思うんです。それはいつ頃からなのかなというのと、それと写真集『Mt.Fuji』とは関係があるのだろうかと思ったんですけど。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>人があまり行かないような場所に行くときに参考になるのは、民俗学者や人類学者の日誌や記録です。ガイドブックに載っていないようなところ、つまり事前の情報が少ない場所ほど当然ながら目新しい世界が広がっているわけで、僕はそうした未知の場所を自分の目で見てみたい、と子どもの頃から思っていました。民俗学や人類学関係の論文からしか情報が得られないような場所はまだまだあって、研究者っていうのは凄いな、普通の旅人以上に奥まで入り込んでいくんだなあ、と憧れを感じていたんです。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>じゃあ、本から入っていったんだ、最初に。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>本からだと思いますね。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>それ、いくつぐらいのときからですか？<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>10代の後半ぐらいから探検記や冒険記はすごく読んでいたし、その中に描かれているさまざまな未知との遭遇に、いつもワクワクしていたんです。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>民俗学も読んでいたわけ？　10代のときに？<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>そうですね、10代、特に大学に入ったくらいからですかね。<br />
レヴィ＝ストロース（クロード・レヴィ＝ストロース、フランスの社会人類学者、思想家）や、日本だったら宮本常一（民俗学者）さんとか、手当たり次第に読みました。ただ奥地に入って行くだけじゃなくて、そこに暮らしている人たちと話をして、物語や伝説や神話、そういったものの裏付けをしていく。いろいろな事象が繋がっていって、そうした本を読むと、今まで見えていなかった世界の細部が見えてくる気がしたんです。<br />
僕が肉体的に旅を続ける一方で、“辺境”などと呼ばれる場所には、そこから一歩も動かないにも拘わらず、伝説や神話を自分の中に持つことによって、精神の中で旅をしている人たちがいる。そうした人間の営み自体に興味があったし、民俗学や人類学は旅と相性がよかった。そういった部分から、興味を持ちはじめたんです。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>日本の山の大きな特徴というと、山そのものが信仰の対象になっていて、しかも霊山の場合は頂に社があって、ということが多いですよね。富士山の山頂にも建っていて、この写真集にも出てくるけど、風が吹いたら吹き飛ばされそうな小さな弱々しい鳥居がいっぱいありますよね。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>ありますね。<br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/08/vol3_ph6.jpg" alt="vol3_ph6" title="vol3_ph6" width="450" height="359" class="alignnone size-full wp-image-319" /><br />
<span>富士山の山頂付近にある、風が吹いたら吹き飛ばされそうな、たくさんの鳥居。（写真集『Mt.Fuji』より）</span><br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>こういうのは、10代の頃に登っていたときは、ただ「あぁ鳥居だな」みたいな感じで、それほど意識に上らなくて、だんだんとそういう（民俗学や人類学のような）視点が生まれてきたってこと？<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>頂上までこんな必死に登ってやっと着いたところに鳥居が建ててあって、こういうのを見たときに、そこにある人の思いみたいなものの源泉を知りたくなってしまう。富士山は頂上付近にもいろんなものがありますけれど、例えば麓の風穴にも人の痕跡があります。疑問に思ったこと、興味をもったことを一つずつ調べていくと結局そういった（民俗学や人類学のような）視点が作られてしまう。<br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/08/vol3_ph7.jpg" alt="vol3_ph7" title="vol3_ph7" width="450" height="360" class="alignnone size-full wp-image-320" /><br />
<span>富士山のふもとに広がる樹海。富士山は、「登る山」のほかにもいろいろな顔を見せる。（写真集『Mt.Fuji』より）</span><br />
　<br />
<strong>石川：</strong>山と人間との関係を探っているときに、麓のお祭りなんかは、どうしても避けて通れないな、という風に感じましたし。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>そうするとね、海外の密林や奥地、要するに人があまり行かないところに行けば、当然そこに暮らす人々は、自然とそのような信仰の関わりをもっていますよね？　奥地に行けば行くほど自然への崇拝の度合いは強いですよね。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>強いですね。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>やっぱり海外に行ったことから、そういう視点が生まれて、富士山も見るようになったんですか？<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>それもありますよね。<br />
（富士吉田の）火祭りみたいなものは世界でもあまり例がないし、これはいったいなんなんだ、と知りたくなりました。だって富士山の形をしたお御輿を担いだり、町中が火に包まれたりするんですよ。<br />
僕は熊野へも通っていたので、また異なる火祭りは見ていたんです。でも、いつも登っている山の身近にはこんなものがあるのか、とびっくりしました。<br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/08/vol3_ph8.jpg" alt="vol3_ph8" title="vol3_ph8" width="450" height="361" class="alignnone size-full wp-image-321" /><br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/08/vol3_ph9.jpg" alt="vol3_ph9" title="vol3_ph9" width="450" height="359" class="alignnone size-full wp-image-322" /><br />
<span>富士山のふもと、富士吉田は、お祭りのとき町中が火に包まれる。（写真集『Mt.Fuji』より）</span><br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>そうすると、やはり最初のきっかけは海外で、その視点を介して自分の足元のものを発見してきたような感じなのかなあ。私自身はそうだったけど。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>僕も似たような感じだと思います。<br />
世界中の山を見ていくと、富士山はけっこう特殊だということが分かる。海からもそびえ立つ独立峰って実はほとんどないんですよ。海からグワーってせり上がっていて、海越しにこんな三角形の山の形が見えるところはそうそうない。僕らはそうした富士山に慣れ過ぎちゃって、富士山はああいうもんだというイメージがこびりついているけど、実はすごく美しいフォルムをした面白い山なんです。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>そうね。彼らが「Mt.Fuji！」「Fujiyama！」って大騒ぎするのも当然。例えば、ハワイ島のマウナケア山とかはダラ～っとしてるでしょ。3000メートル級だし、島の中心の山だから、もっと独立峰のかっこいい山かと思って行ったんだけど、溶けたアイスクリームみたいに、どこが頂上なのか分からないくらいにしまりがないんですよ。だから、そういう山を見ると逆に、富士山が特殊な山なのが分かりますよね。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>ハワイ島もそうだし、例えば、エベレストもそうですよね。エベレストは世界で一番高い山だって誰もが知ってるけど、その山影を思い浮かべてくださいって言ったときに、すぐに浮かびますかね？<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>え？　こうギザギザ……くらいの感じ？<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>エベレストは、きれいな三角形の山じゃないんですよ。ギザギザしたヒマラヤ山脈の一角にあって、形を思い出しにくい。だから山影を、富士山ほどはっきりとイメージできないんです。日本に暮らす人なら誰しもが山影を思い浮かべることができる富士山は、特異だと思いますね。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>たぶん日本の場合、崇拝の対象になっていった山は、山影がはっきりしてる山じゃないですか。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>そうかもしれないですね。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>例えば、剣岳なんかは、信仰の対象にはなってないじゃないですか。近くまで行かないと山の形が見えない。遠くからちょこっと見たってねえ、どうってことないでしょう。生活の場所から仰ぎ見ることのできる山だからこそ、厳かな気持ちになったんだと思う。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>青森の岩木山とか、そうですね。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>そうですね。だから、やはり山の形が重要ですね。弟が長野の穂高の方に住んでいるんですけど、そこに有明山っていう山があるんです。奥には穂高山や有名な万年雪の山がいっぱいあるんだけど、その手前に、本当におにぎりのように、バカッと型にはめ込んだように山影の山が見えるんです。高さは大したことないけど、登ると意外と大変らしい。たしかに見ただけで頭を下げたくなるような、異様な感じの山で、信仰の対象になってます。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>昔の人は、でっかくて動かない自然の造形物を精神的な拠り所にしていました。それが聖地して信仰の対象になっていったわけですが、富士山なんかはまさにそうですね。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>だって普段は忘れているけど、日本は８０パーセントくらいが山ですよね。<br />
以前、お正月の頃に海外から帰ってきて、飛行機で日本の上空を飛んだことがあったんですけど、びっくりしました。お正月だから空がクリアで、眼下にどこまでも襞を寄せたような山並みがつづいていて、雲ひとつなくてすべてが丸見えで、私はこんな国に住んでいるのかって思って。そんな山国のほんの小さな平野部に人が密集しているのが日本ですよね。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>空から見ると、結構ドキドキしますよね。僕はいつも窓側の席で離陸直後と、着陸直前の大地を眺めるのが本当に好きなんです。<br />
　<br />
　<br />
富士山をはじめ、日本の山々の美しくも特異な姿、そして山頂に立つ社や鳥居……これも「山に登ること」の、ある一つの意味を表している光景なんですね。<br />
次回「vol.3 その3」では、今回のトークセッションの目玉でもあった“朗読”の模様をお伝えします。石川さんの意外な？　一面も……。<br />
続きをお楽しみに。<br />
　
</p><blockquote style="height:150px;"><a href="http://www.littlemore.co.jp/store/products/detail.php?product_id=714"><img style="float:left;" src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/02/img_fuji_jkt_s.jpg" /></a><br />
　石川直樹 写真集『Mt.Fuji』<br />
　好評発売中！　<a href="http://www.littlemore.co.jp/store/products/detail.php?product_id=714">詳細はコチラ</a></blockquote></div>]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>石川直樹連続トークセッションvol.3 その1</title>
		<link>http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/step1/304.html</link>
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		<pubDate>Wed, 12 Aug 2009 02:32:31 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[STEP 1]]></category>

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		<description><![CDATA[5月15日にジュンク堂書店新宿店で行われた、石川直樹連続トークセッションvol.3。
今回から全4回にわたってその模様を掲載していきます。

　
いよいよ今年も夏の登山シーズン最盛期を迎える富士山。
このトークセッション [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div style="width:460px;">5月15日にジュンク堂書店新宿店で行われた、石川直樹連続トークセッションvol.3。<br />
今回から全4回にわたってその模様を掲載していきます。<br />
<span id="more-304"></span><br />
　<br />
いよいよ今年も夏の登山シーズン最盛期を迎える富士山。<br />
このトークセッションを通じて、皆さんの「登る山としての富士山」への興味が深まれば、と思います。<br />
　<br />
今回のゲストは文筆家・大竹昭子さんです。<br />
大竹さんは、『眼の狩人』『この写真がすごい2008』（写真集『POLAR』から選ばれた石川さんの写真も掲載）など写真に纏わる著作も多く、季刊「真夜中」に寄せる “眼のエイリアンズ――90年代写真家の鼓動”も人気連載となっています。<br />
そんな大竹さんをゲストにお迎えしたトークセッションは、自然と写真集『Mt.Fuji』の写真についての話からスタートしました。<br />
　<br />
　<br />
　<h2>第1回　「写真に写る、人、世界との距離感」</h2><p>
　<br />
<strong>大竹：</strong>この夕景が写っているの……。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>ああ、山の中腹から撮っているやつですよね。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>この写真、私はすごく好きな写真なんです。こういう風に夕方の、なんていうか、人の営みの懐かしさっていうのかな。石川さんの写真には、人に対する距離感があるのよね。<br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/08/vol3_ph1.jpg" alt="vol3_ph1" title="vol3_ph1" width="450" height="361" class="alignnone size-full wp-image-308" /><br />
<span>大竹さんも好きだと言う富士山中腹から望むふもとの夕景。（写真集『Mt.Fuji』より）</span><br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>石川さんは写真集『Mt.Fuji』のあとがきでも、「富士山は飽きない」って言っている。飽きない理由は、富士山にはいろんな登山者がいて、登山者の多様さにおいてはほかの山と比較にならないから、ということを言ってるんだけど、でも、その「いろんな登山者」がいっさいこの写真集には出てこないじゃない。(笑)<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>そうですね。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>それはどうして？<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>人がいないのではなくて僕がここにいる、っていう写真集なんです。風景としての山というよりは、僕と山との関係で撮っている。だから、いろんな登山者が富士山にいるということは、あえて（写真で）説明しようとは考えていなくて。でも、よく前半にはいくつか人が写っている写真も入っていますよ。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>一番人が多い登山道は撮ってないんですよね。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>撮影してないってことはないんですが、写真集の中には入っていないですね。3つ主要な登山道があって、僕はいつも須走口という一番人気のない、人があまりいない登山道からばかり登っていました。富士山ガイドブックではないですから、やっぱり自分が好んで登っているルートを入れないとしょうがないかな、と思ったんです。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>あらためて、石川さんの写真と人間との関係っていうのかな、それを思ったんですね、今回。人を撮る、ということについてはどう思っているのかしら？<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>好きな人は撮りたい、でも特に好きでもない人は撮ろうと思わないです。当たり前のことですけれど。だから興味が湧かない人物を撮影する仕事なんかははじめから受けないんです。ポートレートではなく、写真集の中にも出てくるような人が小さく写っている写真なんかは、風景の一部として撮っている感じです。<br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/08/vol3_ph2.jpg" alt="vol3_ph2" title="vol3_ph2" width="450" height="363" class="alignnone size-full wp-image-309" /><br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/08/vol3_ph3.jpg" alt="vol3_ph3" title="vol3_ph3" width="450" height="364" class="alignnone size-full wp-image-310" /><br />
<span>石川さんは、そこにいる人も「風景の一部」として捉え、写し撮っていく。（写真集『Mt.Fuji』より）</span><br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>これまでの写真集をあらためて見ても、わりと小さく、風景になっていることが多いですね。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>そうですね。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>何か行為をしていたり、その行為自体に関心があるんだろうなと感じさせる写真が多い。だからやっぱり、石川さんは風景の中に人がいることの意味を理解しようとして、そのための手がかりとしての写真を撮るのかな、と感じたんです。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>世界と人間との関係は自分の根源的な興味の一つですね。人はいつでも世界と共にありますから。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>今回、そのことを改めて思いましたね。<br />
生身の石川さんには、俗っぽい面だってあると思うんだけど、写真にはもう少し引いたところに立って、人間界と自然界を同じくらいの距離感で見ている姿勢がありますよね。<br />
なにか理解する手がかりとしての写真、そんな感じがする。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>写真というかカメラを使って、世界に触れていき、どうにか自分のなかに受け入れていきたいという感覚はありますね。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>それともう一つ、さっき気が付いたんだけど、石川さんのこれまで写真集は全部海外のものだったけど、これは（写真集『Mt.Fuji』は）初めて日本を対象としていますね。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>そうなんです。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>これ、意外だな。石川さんはずっと山を撮ってきているし、登山家としての名もあるし、富士山だと、山のつながりというところでスーッと理解できる感じなんですけど、でも、やはりこれまで海外に視線を向けていた石川さんが、日本を撮っているということに大きな意味があるんじゃないかな。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>うーん。そうですね。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>日本を撮っている、という意識はないかもしれないけど、自分の足元を撮っているということですもんね。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>「日本は撮らないの？」という質問をよくされるんですが、結構撮っているんですよ。『ＶＥＲＮＡＣＵＬＡＲ』にも『ＮＥＷ ＤＩＭＥＮＳＩＯＮ』にも日本の地域が収録されている。富士山なんかはまさに日本で撮っているわけですが、誰も「日本で撮ったんだね」と言ってくれない（笑）。大竹さんが指摘してくれて、ちょっと新鮮でした。<br />
確かにこれは僕の作品のなかでは唯一全編を日本で撮った写真集ですけれど、僕にとっては、日本も海外もあんまり境界がないんです。国内だからどう、海外だからどう、っていうのが全然ない。とにかくいいと思ったもの、身体が反応したものをそのまま撮っているだけで、ホームとアウェーの区別もなくて。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>それは石川さんの大きな特徴でもあるわよね。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>旅と日常との区別もないんです。よく旅が非日常で、いまいるここが日常だ、なんていいますけれど、そういう感覚がまずない。石川の日本の写真が見てみたいなあ、なんていう評論家の方もいるんですけれど、なんだかトンチンカンな感想に思えてしまうんです。僕にとって（旅は）日常の延長でしかない。自分自身はどこにいったって変わらないし、いいと思ったものを撮っているだけなんですから。<br />
　<br />
<strong>大竹：</strong>前に、月刊「プレイボーイ」で大竹伸朗さん（現代美術家）と対談したとき、大竹伸朗さんが石川さんの登場にすごく驚いたと言ってましたよね。下駄履きでどこでも行っちゃう人だって……。下駄では山に登らないとしても、そういう感覚で世界を旅する人が現れたのにびっくりしたって。それは確かに石川さんたちの世代感覚だと思うんです。<br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/08/vol3_ph4re.jpg" alt="vol3_ph4re" title="vol3_ph4re" width="450" height="338" class="alignnone size-full wp-image-311" /><br />
　<br />
写真集『Mt.Fuji』の写真を起点に、石川さんの人や世界に対する距離感、感覚を、大竹さんがぐいぐい引き出した、まさに写真を読み解くトークセッションでした。<br />
　<br />
　<br />
次回「vol.3 その2」では、“山”が持つ意味や、富士山の特異性など、興味深い方向へ話が進みます。<br />
続きをお楽しみに。<br />
　
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　好評発売中！　<a href="http://www.littlemore.co.jp/store/products/detail.php?product_id=714">詳細はコチラ</a></blockquote></div>]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>石川直樹連続トークセッションvol.2 その5</title>
		<link>http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/step1/283.html</link>
		<comments>http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/step1/283.html#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 15 Jun 2009 09:15:19 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[STEP 1]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/?p=283</guid>
		<description><![CDATA[3月20日にジュンク堂新宿店で行われた、石川直樹連続トークセッションvol.2。
ここでは全5回にわたってその模様を掲載していきます。

　
石川直樹連続トークセッションと言いつつ、肝心の石川さんがゲストの服部さんを残し [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div style="width:460px;">3月20日にジュンク堂新宿店で行われた、石川直樹連続トークセッションvol.2。<br />
ここでは全5回にわたってその模様を掲載していきます。<br />
<span id="more-283"></span><br />
　<br />
石川直樹連続トークセッションと言いつつ、肝心の石川さんがゲストの服部さんを残して、トークセッションの途中で北海道へ…。<br />
トークセッションvol.2は急遽、服部さんのトークショーへと変りそのまま続行！ということになりました。<br />
今回も服部さんのトークショーの模様をお送り致します。<br />
服部さんのお相手を務めるのは、前回に続きリトルモアの編集部員・田中です。<br />
　<br />
　<h2>第５回　サバイバル登山のはなし（下）</h2>　<br />
　<p>
<strong>田中：</strong>毛針の写真もありますよね？毛針がなにか分らない方もいらっしゃると思うのですが、渓流釣りには大きく分けて、「餌釣り」と「毛針釣り」があるんですよね？<br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/06/mock2.jpg" alt="" title="" width="450" height="286" class="alignnone size-full wp-image-287" /><br />
<span>（撮影・丸山剛）</span><br />
　<br />
<strong>服部：</strong>「餌釣り」は昆虫なり、ミミズなりを餌として使うんですが、毛針釣りは羽とか獣の毛とかで作ったニセの餌を使うんです。もし岩魚が川に一匹いて「毛針」と「餌」を流したら、岩魚は餌を食べます。それは間違いないです。毛針は偽だというのは、連中はよーく見れば判るんです。それで釣られたら、それは騙されたお前がいけないんだ、ということで僕は少しだけ罪悪感が少なくて済んだような気になるんです。なので僕は毛針釣りしかしていません。<br />
（写真の右端の毛針を指して）これはカマドウマの形の毛針なんですけど、カマドウマって知ってますか？<br />
　<br />
<strong>田中：</strong>いわゆる便所コオロギですか？<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>そうそうそう。あれがですね、岩魚にもおそらく好き嫌いがあるんだと思うんですけど、良く釣れるんですよ。カマドウマは山に結構いまして、焚火してると光に誘われてボンボン飛んでくるんです。僕もかつては餌釣をしていたことがあって、その飛んで来たカマドウマを捕まえて、それで岩魚を釣ると良く釣れました。それで開発したのが、このカマドウマの毛針なんです。<br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/06/dsc00693re.jpg" alt="" title="" width="450" height="338" class="alignnone size-full wp-image-288" /><br />
<span>パネルにした写真を使って、服部さんのトークショーは続きます。<br />
正面に見えているパネルは、立山連峰の剱岳（つるぎだけ）という名の山の写真です。<br />
日本にこんな場所があるなんて！　日本中の登山家の、憧れの場所なんだそうです。</span><br />
　<br />
<strong>田中：</strong>サバイバル登山中の服部さんの寝床の話も聞いてみていいですか？これがその写真ですよね？<br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/06/site2.jpg" alt="" title="" width="450" height="338" class="alignnone size-full wp-image-289" /><br />
　<br />
<strong>服部</strong>：あー、コレ。あのですね、これはテントではなくて、タープと言います。いわゆる天幕ってやつですね。<br />
それで下に敷いてあるのは熊の毛皮です。昔はコケを敷いたり、草を敷いたりしてたんですけど。<br />
ちなみに、たしか２００６年だったと思うんですけど、サバイバル登山をしている最中にマットを拾ったことがありまして。落ちてたマット拾ったんだから使ってもいいだろう、ということで敷いてその上で寝たら、すごく柔らかくて驚きました。以来その拾ったマットを使っていたのですが、今はやめて、熊の毛皮を敷いてます。<br />
ただ、どっちが良いかといったら、人間の作ったウレタンのマットのほうが気持ちがいいです。精神的には熊の毛皮のほうが気持ちが良いですけどね。<br />
　<br />
<strong>田中：</strong>これはフリークライミングしている写真ですか？<br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/06/risk2.jpg" alt="" title="" width="450" height="688" class="alignnone size-full wp-image-290" /><br />
　<br />
<strong>服部：</strong>そうです。フリークライミングっていうのは自分の手と足だけで岩壁を登って行くというものなんですけど。<br />
あのですね、僕はK2を登った時は酸素ボンベを使って登ったんですけど、わざわざ酸素の薄いところいくのに、酸素を吸って登っていくっていうのはどういうことなのかあっていう矛盾を感じたんです。そういう時にフリークライミングを再認識したんです。登るっていうのは、自分の手足で登ることなんだって。<br />
それで、それを例えば北アルプスや南アルプスでやっていったらどうなのかなあ？という思いが、僕の今の登山スタイルに繋がっていくわけです。<br />
　<br />
<strong>田中：</strong>なるほど。服部さん、今日は面白いお話をありがとうございました。<br />
最後に、この石川直樹連続トークセッションは、できたらみんなにも富士山に登って欲しいっていう思いを込めて開催しているんですけど、これから山に登られるとか、富士山に登ってみようかなって思ってる方に向けて一言、服部さんからいただけますか？<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>えーっとですね。僕のお勧めとしては、富士山は山開きしてるときには登んないほうがいいです。山開きの前後、6月と9月が雪がなくて、静かで、登りやすいと思います。その時期に沢山の水と、なにか食べ物をもって、ゆっくり登ってもらったら、おそらく石川君が見せたかった富士山の一つや二つが見れるんじゃないかと思います。山開きしているときの、何万人も登山客がいる時に登ると、人しか見れないかもしれません。静かで、本当の富士山が体験出来る時に登ってもらって、それで山登りにはまってもらったら良いと思います。<br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/06/08ishikawa_6_046.jpg" alt="" title="" width="450" height="361" class="alignnone size-full wp-image-291" /><br />
<span>こちらは富士山の山腹から見下ろした写真です。<br />
きっとこれも、石川さんが見せたかった光景の一つなのでしょうか？<br />
（写真は写真集『Mt.Fuji』より）</span><br />
　<br />
　<br />
服部さん、本当にありがとうございました。<br />
服部さんは弊社より4月22日に刊行された、季刊「真夜中 No.5 Early Summer」に、エッセイを寄稿して下さっています。<br />
こちらも是非チェックしてみて下さい。<br />
　
</p><blockquote style="height:150px;"><a href="http://www.littlemore.co.jp/store/products/detail.php?product_id=714"><img style="float:left;" src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/02/img_fuji_jkt_s.jpg" /></a><br />
　石川直樹 写真集『Mt.Fuji』<br />
　好評発売中！　<a href="http://www.littlemore.co.jp/store/products/detail.php?product_id=714">詳細はコチラ</a></blockquote></div>]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>石川直樹連続トークセッションvol.2 その4</title>
		<link>http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/step1/275.html</link>
		<comments>http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/step1/275.html#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 29 May 2009 08:30:06 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[STEP 1]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/?p=275</guid>
		<description><![CDATA[3月20日にジュンク堂新宿店で行われた、
石川直樹連続トークセッションvol.2。
ここでは全5回にわたってその模様を掲載していきます。

　
石川直樹連続トークセッションと言いつつ、肝心の石川さんがゲストの服部さんを残 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div style="width:460px;">3月20日にジュンク堂新宿店で行われた、<br />
石川直樹連続トークセッションvol.2。<br />
ここでは全5回にわたってその模様を掲載していきます。<br />
<span id="more-275"></span><br />
　<p>
石川直樹連続トークセッションと言いつつ、肝心の石川さんがゲストの服部さんを残して、トークセッションの途中で北海道へ…。<br />
今回のトークセッションvol.2は急遽、服部さんのトークショーへと変りそのまま続行！ということになりました。<br />
今回はそのトークショーの模様をお送り致します。<br />
リトルモアの編集部員・田中が、服部さんのお相手を務めさせていただきました。<br />
　<h2>第４回　サバイバル登山のはなし（上）</h2>　<br />
　<br />
<strong>田中：</strong>せっかく服部さんお越しいただいたので、もう少しお話を伺いたいと思います。<br />
石川さんとのお話だと、わりと哲学的で本質的なお話が多かったので、この場では、服部さんが具体的にどんな登山をしているのかってことをお聞きしようと思います。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>そうですね…。えっと、まず僕の登山では電気で動くものは持って行きません。というのも、電池で動くものは、僕自身が作り出せない物なので、そういうものは持っていきたくないなあ、と思っているからです。なので、ラジオ・時計・ライト等は持っていきません。ラジオも持って行かないで、天気予報も聞かずに1～2週間山に籠るなんていうのは、普通で考えると無謀登山ということになります。<br />
あと、コンロと燃料も持っていきません。食料として持っていくのは、お米と調味料だけです。あとは山菜を採ったり、岩魚を釣ったりしながら長く山を歩く、というのが僕のやっている登山です。<br />
　<br />
<strong>田中：</strong>この写真は、実際にサバイバル登山中に食べられているご飯ですか？<br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/05/dinner1.jpg" alt="" title="" width="450" height="308" class="alignnone size-full wp-image-279" /><br />
<span>（撮影・丸山剛）</span><br />
　<br />
<strong>服部：</strong>（写真のなかの箸を指して）箸はちょっとやりすぎなんですけど、この時は忘れてたんで、こういう箸を使ってるんですが、普段は箸は持って行きます。<br />
　<br />
<strong>田中：</strong>お鍋はどうですか？<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>鍋も持っていきます。<br />
それとですね、昔は白米を持っていってたんですが、今は玄米を持っていっています。僕のやってる登山は基本的に食料が無いという厳しい日々を過ごすものなんですが、山から降りてきたらその反動でガツガツ食べちゃうんです。それでリバウンドがけっこうキツいんです。<br />
ただ、玄米にするとそういうリバウンドはかなり少なくなります。<br />
お勧めです！<br />
　<br />
<strong>田中：</strong>（写真のなかの料理のひとつを指して）これは？<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>えーと、僕は胡麻油も持っていくんですけど、これはウドを塩とコショウと胡麻油で炒めたものですね。ウドの胡麻油炒めは、普通に採れる山菜の中では一位二位を争う美味しい食べ物です。<br />
最初は僕は油を持っていっていなかったんですけど、ネパールのシェルパ族の人たちが油を持って山に入るのを見て、「あぁ、油は許可しよう」ってことになりました（笑）。<br />
　<br />
<strong>田中：</strong>油くらいは（笑）。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>自分で自分を許してしまいました。<br />
あと、味噌も持っていくんですけど、（写真を見ながら）これはみそ汁にアザミが入っています。<br />
岩魚は前の日に釣ったのを燻製にしたものです。<br />
釣れなかったり釣る時間がなかったり、イワナがいないような場所の場合は、こういう風に燻製にしておいたものを食べています。<br />
イワナが釣れた日は、すぐにお刺身にして食べます。内蔵はみそ汁に入れたりして、皮も塩コショウして焚き火の近くに吊るしておいたりするとスナックみたいになって美味しいんです。<br />
　<br />
<strong>田中</strong>：今まで、魚やウドがまったくとれなくて苦労されたことはありますか？<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>あります。<br />
皆さん覚えていらっしゃるかどうか分りませんが、2006年に天竜川が大氾濫したことがあったんです。その時に北アルプスの林道が壊れたんです。林道が壊れると釣り師が渓に入れないんですよ。釣り師が入れないということは、僕は一人で岩魚を釣り放題だと思ったんです。「よしよし、今年の夏は北アルプスでイワナパーティだ」と。<br />
ところがですね、岩魚がいないんですね。<br />
岩魚も林道と一緒に流れてしまっていたという…。<br />
　<br />
<strong>田中：</strong>あぁ…。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>困ったなぁと思いながら登山を続けていくんですが、どこの渓に行っても岩魚がいないんですよ。それである日、ワサビが流れてきているのを発見して。「あっワサビだ！」と、ワサビを取ってしょうゆ漬けにして、それを毎朝毎晩おかずにしてました。そしたら４日目の夜に、自分のザックの中からふりかけが出てくる夢を見ました。<br />
　<br />
<strong>田中</strong>：ふりかけ（笑）<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>その翌々日には黒部に下りたんですが、黒部も大雨の影響ですごい水だったんです。全然ダメそうなんですけど、とりあえず釣りをしていたらガクーン！　って、でかいのがかかったんですよ。でもなんか動きが変なんですね。でかいんですけど、動きがちょっと変だなぁって思いながら様子を見てたら、「すれ」だったんです。<br />
　<br />
<strong>田中：</strong>すれ？<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>「すれ」っていうのは魚の体に針がかかっている状態なんです。<br />
僕は「すれ」で釣れた魚は全部かならず逃がすようにしているんです。<br />
それは、釣った魚ではなくて、釣れちゃった魚だから。<br />
　<br />
<strong>田中：</strong>じゃあその岩魚は…。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>迷いました。迷いましたけど…、まぁいいかって思ったんですよ。<br />
その瞬間、不思議と笑いがこみ上げてきました。<br />
　<br />
<strong>田中：</strong>（笑）<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>それ以外に食べるものがなくて困ったっていうことはほとんどないですね。やっぱり長く続けるうちに、山菜に関してもキノコに関しても、知識が増えてきていますし、岩魚釣りに関しては技術がかなり上がってきましたから。<br />
　<br />
　<br />
続きます。<br />
　</p><blockquote style="height:150px;"><a href="http://www.littlemore.co.jp/store/products/detail.php?product_id=714"><img style="float:left;" src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/02/img_fuji_jkt_s.jpg" /></a><br />
　石川直樹 写真集『Mt.Fuji』<br />
　好評発売中！　<a href="http://www.littlemore.co.jp/store/products/detail.php?product_id=714">詳細はコチラ</a></blockquote></div>]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>石川直樹連続トークセッションvol.2 その3</title>
		<link>http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/step1/263.html</link>
		<comments>http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/step1/263.html#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 12 May 2009 09:01:56 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[STEP 1]]></category>

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		<description><![CDATA[３月２０日にジュンク堂新宿店で行われた、
石川直樹連続トークセッションvol.2。
ここでは全５回にわたってその模様を掲載していきます。

　
　第３回　服部さんの食生活　
　
石川：服部さんはカエル食べたり、いろんなこ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div style="width:460px;">３月２０日にジュンク堂新宿店で行われた、<br />
石川直樹連続トークセッションvol.2。<br />
ここでは全５回にわたってその模様を掲載していきます。<br />
<span id="more-263"></span><br />
　<br />
　<h2>第３回　服部さんの食生活</h2>　<br />
　<p>
<strong>石川：</strong>服部さんはカエル食べたり、いろんなことをしてますね。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>これがカエルの燻製。<br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/05/smokedflogre.jpg"  /><br />
<span>（撮影・丸山剛）</span><br />
　<br />
これは簡単に作れるんです。皮をむいて、内臓出して、塩、こしょうして、たき火の横につるしとけば、お土産にも喜ばれる「カエルの薫製」のできあがり。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>食えるカエルと食えないカエルっていうのは、当然あるんですよね？<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>うーん。まあ山ではカジカガエルとかツチガエルとか捕れるんだけれども、肉にして食う所があるのは、大きいヒキガエルだけです。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>そういう知識はどこから学ぶんですか？<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>いや、学ぶもなにも、見ればわかるでしょう？　カエルは食えますよ。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>いやいやいや！<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>松濤 明（まつなみあきら）<span>＊</span>って北鎌尾根で死んだ有名な登山家がいますけど、彼の記録を読むと、カエルを食べるって書いてあります。<br />
<span>＊松濤　明：1922年（大正１１年）生まれ。　1949年、厳冬期の槍ヶ岳北鎌尾根において遭難し、生涯を終える。 死後に出版された『風雪のビバーク』が有名。</span><br />
　<br />
<strong>石川：</strong>そういった記録から情報を得ているんですか？<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>いや、それはあとで見つけました。<br />
ていうか、カエルは中華料理で普通に食べるでしょう？<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>う～ん…。そうかなあ？<br />
これはどうですか？<br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/05/fishstomackre.jpg" /><br />
<span>（撮影・丸山剛）</span><br />
　<br />
<strong>服部：</strong>これはイワナの胃袋を開いて、何を食べているかを観察しているところなんだけど、イワナの胃袋の中身はさすがに食べません。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>だって、バッタ見えてますもんね。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>バッタも食えますよ。でもこれは、「明日の毛針はバッタだな」って観察しているところです。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>なるほど…。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>まぁ、岩魚の胃袋は結構コリコリしてて美味しくて、そのままは食べないけど、焼いたり茹でたり、みそ汁に入れたりして食べることもあります。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>服部さんは横浜育ちですよね？　山奥に住んでた爺さんに色々伝授してもらったわけじゃないですよね。<br />
それでこういうのを学んでいく過程っていうのは、僕はすごく興味があるんですけど。「カエル食えるでしょう」って言うけど、別に5歳くらいの時から食ってた訳じゃないと思うし。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>あ～。でも知らないキノコは食べないよ。<br />
さすがにキノコはデンジャラスだから。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>他にも色んなモノ食べてるんですか？<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>今日はそんなに色々写真を持ってきてないんだけど、これはイワナを捌いたあとですね。<br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/05/sashimire.jpg" /><br />
<span>（撮影・丸山剛）</span><br />
　<br />
<strong>服部：</strong>これはウドですね。<br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/05/udore.jpg" /><br />
<span>（撮影・丸山剛）</span><br />
　<br />
<strong>服部：</strong>ウドって普通はちょっと土から出たのを食べますけど、完全に伸びきったやつでも新芽のあたりはほとんど同じように食べられます。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>んー、、、冒険とは何かというのを考えていった時に、やっぱり服部さんは現代の冒険の最先端をいっていると思うんです。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>いや、それは甘いな。っていうのはね、日本の山っていうのはやっぱり小さいから本当の本当にすごい連中、例えば北東航路を探しに行ったナンセン<span>＊</span>が、食いもんなくてどうしようってなった時に、シロクマ出てきてバーンって撃った、みたいな、もう逃げ道がなくて細い糸をたぐるように生き残った連中とかに比べてしまうと、僕がやってるのは遊びだよね。<br />
<span>＊フリチョフ・ナンセン：科学者であるとともに政治家でもある。ノーベル平和賞を受賞しています。</span><br />
　<br />
<strong>石川：</strong>う〜ん。まあね。でもナンセンのあれは人類史に残る大冒険ですから…。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>日本の山ってそんなに大きくないんで、まぁ１２時間も歩けば里に出ちゃうんだよ。だから、もっともっと大きいフィールドが必要となってくるのかなっていう想いはある。かといって、自分が今やっていることに自信や手応えがないわけじゃなくて、やっていることの中身にある一番芯の部分っていうのは、それはやっぱり美しいと思っているんだよね。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>服部さんの、そういう思想を伴って動き続ける感じって、やっぱり凄いし、惹かれるところです。著書を読んでいても、それは感じたことなんですが。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>ありがとうございます。読んでない人はぜひ。<br />
　<br />
　<br />
と、いうところで、石川さんは北海道に発たなければいけない時間がやってきてしまいました。なんでもアイヌの鹿猟とアナグマ<span>＊</span>猟を取材しに行くんだそうです。そういう訳で、ゲストの服部さんを残して石川さんは成田空港へ。<br />
いってらっしゃい！<br />
<span>＊ここでの“アナグマ”は、冬眠中のヒグマのことを指しています。</span><br />
　<br />
とはいうものの、時間はまだあるしもう少しなにか話していきましょうか？と服部さんが言って下さり、石川直樹連続トークセッションvol.2は急遽、服部文祥トークショーに変って続行することになりました。<br />
服部さん、ありがとうございます！<br />
　<br />
次回より番外編として、その模様を掲載致します。<br />
お楽しみに！<br />
　</p><blockquote style="height:150px;"><a href="http://www.littlemore.co.jp/store/products/detail.php?product_id=714"><img style="float:left;" src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/02/img_fuji_jkt_s.jpg" /></a><br />
　石川直樹 写真集『Mt.Fuji』<br />
　好評発売中！　<a href="http://www.littlemore.co.jp/store/products/detail.php?product_id=714">詳細はコチラ</a></blockquote></div>]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>石川直樹連続トークセッションvol.2 その2</title>
		<link>http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/step1/249.html</link>
		<comments>http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/step1/249.html#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 30 Apr 2009 09:50:30 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[STEP 1]]></category>

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		<description><![CDATA[３月２０日にジュンク堂新宿店で行われた、
石川直樹連続トークセッションvol.2。
ここでは全５回にわたってその模様を掲載していきます。

　
　第２回　人生のホストでありたい　
　

お二人の話題は写真集『Mt.Fuj [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div style="width:460px;">３月２０日にジュンク堂新宿店で行われた、<br />
石川直樹連続トークセッションvol.2。<br />
ここでは全５回にわたってその模様を掲載していきます。<br />
<span id="more-249"></span><br />
　<br />
　<h2>第２回　人生のホストでありたい</h2>　<br />
　<p>
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/04/adsc00640trim.jpg" /><br />
<span>お二人の話題は写真集『Mt.Fuji』へ。<br />
写真の中で向って左側、写真集を手にしているのが服部さんです。</span><br />
　<br />
<strong>服部：</strong>石川くんは一体どういう気持ちで、この写真集『Mt.Fuji』を作ったの？<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>まあ富士山っていうと、三角形のでっかい山の形が浮かんでくるじゃないですか。そういったいわゆる山岳写真みたいなものは、普段よく目にしているわけですが、そうじゃなくて、実際に登山をしながら下から上を見上げたり、空撮して上から下を見下ろしてみたり、いろんな角度から自分との関係のなかで富士山をとらえてみたかったんです。さらに、周辺で行われている祭りや儀礼などの様子も加えながら、富士山というものにつきまとう既成の概念や見なれてしまったイメージを一つずつひっぺがしていこうと思ったんですよね。<br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/04/08ishikawa_4_020.jpg" /><br />
<span>上空から見下ろしたり（写真は写真集『Mt.Fuji』より）</span><br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/04/08ishikawa_4_034.jpg" /><br />
<span>接近してみたり（写真は写真集『Mt.Fuji』より）</span><br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/04/08ishikawa_6_096.jpg" /><br />
<span>そして石川さんは、富士山周辺の町で行われる祭事の様子も捉えています。（写真は写真集『Mt.Fuji』より）</span><br />
　<br />
<strong>服部：</strong>富士山の登山の歴史は調べてみたりしたの？<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>修験道とか富士講<span>＊</span>なんかについては、かなり調べました。<br />
<span>＊富士講：富士山とそこに住まう神への信仰を行うための集団。</span><br />
　<br />
<strong>服部：</strong>僕はよく知らないんだけど、当たり前のように登られるようになったのはどのくらいなの？　江戸時代ぐらいから？<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>江戸時代には既に登られています。登山者を描いた絵巻物みたいなものもあって。最初はやっぱり修行というか巡礼が目的ですよね。もちろん当時登る時期は夏に限定されていたと思うんですが、僕は真冬の富士山に誰が最初に登ったのかっていうこともちょっと気になっています。だってアイゼン<span>＊</span>がないと登れないじゃないですか。<br />
<span>＊アイゼン：登山靴の底につける鉄の爪のことです。</span><br />
　<br />
<strong>服部：</strong>でもアイゼンはかなり昔、おそらく江戸の後期にはあった気がするけど。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>鉄を加工して、自分たちで作っていたってことですか？<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>そうそうそう。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>数ある山のなかにはアイゼンがないと絶対登れない場所っていうのがありますよね。服部さんは、『サバイバル！』にも書かれていましたが、ミニマムな装備、つまりできる限り裸に近い装備でどこまでできるかを試すべく、登山道も使わず、まずは沢の谷筋に入っていくというスタイルの登山をされています。ただ、人は裸で山に入れるわけではなくて、例えばアイゼンなんかは必要不可欠なものですよね。服部さんの本を読むと、本当に必要なものとそうじゃないものの線引きについて考えさせられたり、一方でアイゼンさえも使用しなかった場合、冬期登攀の限界はどこにあるんだろうとか、そういったいろいろな思いが渦巻いていきました。そのあたりを追求している人ってあまりいないですよね。人間としての身体能力を最大限発揮できる、最低限の装備ってなんなのか、と。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>いないね。僕の登山は、原始人みたいになりたいっていうんじゃなくて、自分が山に近づくために、いらない物を外していくっていう方向性を追求してるものなんです。だから、装備を全部外せばいいってものでもないんです。本当に全部装備を外そうと思ったら、登山はすごく難しくなる。ただ山の中に留まって、たき火を熾すっていうだけなら、パンツ一丁でもなんとかなると思うんだけど。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>そこにはアスリート的な感覚もあるんですか？<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>あります。登山はなんだかんだ言っても肉体表現なんです。そこは誤魔化してはいけないと思っています。まあ、スポーツっていうと、日本語ではお遊戯みたいなイメージもあるけど、文化的な意味でスポーツとしての意味あいを、自分の登山に組み入れようとしてはいます。なかなか伝わらない部分もありますが。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>昔のように身の回りにある物を利用して様々な装備を作っていた時代のサバイバルと、現代におけるサバイバルっていうのは意味も質も違いますよね。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>そうだね。でもやっぱり自分で装備を作り出すとか、自分で何か重要なものを見つけ出すっていうのを、僕はかっこいいって思ってるんだよね。それはできるかぎりしたいと思ってるんだけど、それで登山ができできなくなるんだとすると、僕の中ではそれは矛盾していくというか…。<br />
自分でもかなり迷ってますし、まだまだ過渡期だなあと思ってるんだけど。<br />
僕は銃猟（鉄砲での狩猟）もやってるんですが、それで人間と獣の同じ部分と違う部分をすごく意識するようになった。どう足掻いても我々には毛皮も蹄もないんだよね。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>服部さんは結構主観的に自分の基準をがっちり作るじゃないですか。自分が実践している登山において何がフェアプレイなのかを真摯に考えて、あるルールを作る。ただ、僕は自然と人間の関係において“フェア（＝公平）”っていうのは、突き詰めていくと本当は一体なんなのかわからなくなることもあるんです。服部さんはそういったいわば自分の哲学みたいなものを体験として導き出しているところがすごいなと思います。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>僕ね、自分じゃない人間を取材してものを書くっていうのが、あんまり好きじゃないんだよね。それより、自分が体験して、自分という存在を深めたいっていう気持ちが強くて、その延長で山登りもしてるし、文字表現もしてるんです。石川くんは「POLE TO POLE」<span>＊</span>の本で、自分の体験を他の人に伝えたいって書いていたよね。<br />
<span>＊POLE TO POLE：2000年に行われた、人力のみで北極から南極まで縦断するプロジェクト。石川さんも参加していました。</span><br />
　<br />
<strong>石川：</strong>まだ若かりし頃は、自分の経験を伝えたいと思っていたんですけど、写真をちゃんとやり始めるようになって、文章とかもきちんと書いて行くことになると、考え方が変ってきました。<br />
伝えたいっていうのは具体的な、強烈なメッセージがあるってことなんだと思うんですけど、そうではないんですよね。<br />
自分の中から湧き出てきたものとか、凄かったんだぞっていうような事をそのまま書いて、そのことによって何か伝わるものがあれば嬉しいし、そのことに何も感じない人がいてもいいんじゃないかって、今は思っています。<br />
もしかしたらそうした考えはあまり良いことではないのかもしれないし、その辺はまだちょっといろいろ考える所ですね。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>僕も今そのことばかりを考えています。<br />
というのも、僕の文字表現が登山に頼ってるんだとしたら、登山がシフトダウンするとともに、文字表現もシフトダウンするんじゃないかという恐怖を感じているからです。僕には子どもが３人いまして、死にたくないなという思いがかなり強くなってきているんです。<br />
25、6の時は、かっこわるいオヤジになるくらいだったら、山で死んだ方がいいって本気で思って、けっこう過激に登っていたから、感じることや考えることも過激でした。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>僕は服部さんの登山が今後どうなっていくのか楽しみですけどね。<br />
このあいだ新聞で、ゲストでいることに安住しちゃいけないっていうようなことを書いてましたよね。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>自分の人生のゲストでいない。人生のホストでありたい。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>そこはすごく共感します。そういった気概は服部さんぽいなと思います。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>まあでも、自己矛盾の部分がかなりあるのもわかっていて、鉄砲一つがフェアじゃないですから、それで猟してるんなら、おまえサバイバルもなにもないじゃないかっていわれるとその通りなんです。そのへんは自分では意識してやっているつもりなんだけど、意識した先にいったい何があるのか、っていうのは実際のところ見えておりません。<br />
ただ、いろいろ考えて、自分の最終目標っていうか、あなたは何の目的で生きているんですか？　と自分で自分に質問した時に、やっぱり俺は深い人間になりたい、かっこよくなりたい、そういう欲求があるんじゃないかと、今のところ結論を出しています。そのためにどうするかっていうと、いろいろ悩んでもしょうがなくて、その時一番自分が興味があるものを思いっきりやってみるしかないのかなあ、と。最終的には一番最初の、登山を始めた頃に戻っちゃうんだけど、でも、まあ、それくらいかなあ。そしたらまた、何か見えてくるかなあという感じですね。<br />
　<br />
　<br />
　<br />
うーん。登山という行為一つにも、これだけ深い思想が交錯していることに考えさせられました。<br />
次回は雰囲気がガラっと変わって、服部さんのサバイバル登山における食生活のお話です。お楽しみに！<br />
続きます。<br />
　</p><blockquote style="height:150px;"><a href="http://www.littlemore.co.jp/store/products/detail.php?product_id=714"><img style="float:left;" src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/02/img_fuji_jkt_s.jpg" /></a><br />
　石川直樹 写真集『Mt.Fuji』<br />
　好評発売中！　<a href="http://www.littlemore.co.jp/store/products/detail.php?product_id=714">詳細はコチラ</a></blockquote></div>]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>石川直樹連続トークセッションvol.2 その１</title>
		<link>http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/step1/239.html</link>
		<comments>http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/step1/239.html#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 22 Apr 2009 10:30:02 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[STEP 1]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/?p=239</guid>
		<description><![CDATA[３月２０日にジュンク堂新宿店で行われた、
石川直樹連続トークセッションvol.2。
今回から全５回にわたってその模様を掲載していきます。

ゲストは、サバイバル登山家の服部文祥さんでした。
石川さんと服部さん、共にそれぞ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div style="width:460px;">３月２０日にジュンク堂新宿店で行われた、<br />
石川直樹連続トークセッションvol.2。<br />
今回から全５回にわたってその模様を掲載していきます。<br />
<span id="more-239"></span><br />
ゲストは、サバイバル登山家の服部文祥さんでした。<br />
石川さんと服部さん、共にそれぞれの登山表現を先端で追究するお二人からは、どんなお話が聞けたのでしょうか？<br />
　<br />
　<h2>第１回　登山家にとっての富士山</h2>　<br />
　<p>
<strong>石川：</strong>今日は連続トークセッションの第2回目ということで、<br />
前回の華恵ちゃんに続いて服部文祥（はっとり・ぶんしょう）さんにお越しいただきました。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>よろしくお願いします。<br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/04/adsc00576trim.jpg" /><br />
<span>この方が服部さんです。実に、山の男です。</span><br />
　<br />
<strong>石川：</strong>服部さん、まずは自己紹介していただけますか？<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>えーっとですね。<br />
「岳人」という山登りの雑誌の編集員をしておりまして、それでですね、できるかぎり装備や食料を山に持ち込まずに、長く山を登るという、そういう登山をしております。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>服部さんとは２０００年ぐらいに初めてお会いして、それからちょこちょこいろんな所で会っているんです。「岳人」で僕のページを担当してもらっているのも服部さんです。服部さんは、『サバイバル！：人はズルなしで生きられるのか』（ちくま新書）と、『サバイバル登山家』（みすず書房）という著書をお持ちです。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>石川くんは「岳人」でリレー連載をやっているんですが、僕のことを書いてくれた号があって。<br />
（その号の「岳人」を取り出す）<br />
この写真は、僕が銃を構えているのを石川くんが撮ったものです。<br />
僕は山梨県で鉄砲猟をやってるんですけども、石川くんがそれを見たいということで、一緒に行ったときの記事ですね。<br />
この時は結構面白いことがありました。<br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/04/aisikawa022-2trim.jpg" /><br />
<span>こちらがその記事です。（山岳雑誌「岳人」（東京新聞出版局）０８年４月号より転載）</span><br />
　<br />
<strong>石川：</strong>僕以外の皆さんは鉄砲うちで、僕はライセンスないから鉄砲持てないんで、何か長い木の棒みたいなのを持たされましたよね。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>あのときはそんなに人が集らなくて。村の人２,３人と、僕と石川くんしかいない状態だったんです。それで人手が足りないので石川くんにもちょっと参加してもらいたいということになり、無線とその木の棒を渡して、「お前そこにいろ、そこには獲物たぶん行かないから」って言って配置についてもらったんです。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>その猟では、犬を山に放って鹿とか猪を追い出すんですよね。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>そうそう。“巻き狩り”っていう犬を使う猟なんですけど、放った犬がなんと石川くんの方に行っちゃったんですね。要するに獲物が石川くんがいる方に向って逃げていっちゃったってことなんです。動きから、おそらく獲物は猪じゃなくて鹿みたいだったので、まあ大事にはいたらないだろうと考えつつも、「あー、やばいとこ行っちゃったなー」って思っていたら、石川くんが「犬の声が聞こえるんですけど今どうなっているんですかね」って無線を飛ばしてきて…。<br />
そのタイミングが絶妙で、おそらく石川くんのその一言を聞いて鹿が気取ったんでしょうけど、くるっと向きを変えて僕の方に走ってきたんです。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>気取るっていうのは？<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>気配を感じるってことかな。おそらく鉄砲用語。<br />
それで、鹿は僕の方に向ってきて、ガサガサ音はするんですが、なかなか姿が見えてこなくて、はっと気付いたときには上の方にいて、撃ったんですけど弾は当らずに逃げられてしまいましいた。あのとき仕留めれていれば…。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>うん。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>かっこ悪い思いをしている僕のところに石川くんがやってきて、「今撃ったの服部さんですか？　いやー、すごい緊張感でしたね！」って。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>そうでしたね。ほんとに。<br />
猪や鹿が突進してきたらこれで殴れって言われて、いきなり渡された木の棒持ってびくびくして待ってたらそういう感じだった。<br />
あ、最初に言い忘れてたんですけど、僕今夜の最終便で北海道に行かなきゃいけなくて…。<br />
アイヌの鹿狩りを取材しに行くんです。<br />
それでここに登山靴もザックも一緒に持ってきているんです。<br />
なので、ちょっと早めにトークセッションをおいとまするかもしれません。<br />
すいません。<br />
それで、今日は富士山の話がメインのテーマなんですけど。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>富士山の話をすればいいの？　俺が？<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>うん。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>うーん。今日は僕、登山者の代表としてゲストに呼ばれたと思うんですけど、富士山というのは我々登山者にとって不思議な山なんです。<br />
はっきり言って登山対象としては特に価値がない山です。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>服部さんの登山者代表っていうのは、登山愛好家とかそういうレベルの話ではなくて、登山家の、それもトップクラスの登山家代表としての声っていうことですよね。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>うん。登山者にとってどういう山に価値があるかっていうと、かっこいい壁があったり、かっこいい尾根があったりするような、そういう山に価値があるんですけども。<br />
じゃあ富士山に登らないかって言ったら、おそらく日本の他の山より沢山登ります。<br />
富士山の標高が我々にとってすごい魅力的なんですね。<br />
ものすごく高い山に行く前には、酸素の薄い状態と低圧の状態に体を慣らさなきゃいけないんですけれども、それに最適な高度が4000メートル前後なんです。それで、実際高い山に行く前には毎週のように富士山に登るということがあります。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>K2<span>＊</span>に登られた時はどうでしたか？<br />
ちなみにK2というのは世界第２位の高い山で、簡単に言っちゃえばエベレストなんかよりも登るのが難しい山です。だから登った人はすごい。<br />
<span>＊K2:中国、パキスタンを跨ぐカラコルム山脈の山。標高は8611m。</span><br />
　<br />
服部：K2に出発する前にも毎週のように５、６回は登ってました。<br />
普通の登り方とは違っていて、太郎坊<span>＊</span>から入って日帰りで登るんです。<br />
昔から俗説で、一合目と山頂までの往復を日帰りで出来たら、8000メートルまで酸素ボンベの力を借りずに登れるぐらいの体力があるだろうと言われております。<br />
科学的な根拠があるかどうかは知らないですが。<br />
<span>＊太郎坊：旧１合目のことです。標高は約1300m。</span><br />
　<br />
<img src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/04/08ishikawa_4_002.jpg" /><br />
<span>堂々と屹立した富士山です。服部さんは日帰りどころか、たった5時間で登り下りするみたいです。凄すぎます。（写真は写真集『Mt.Fuji』より）</span><br />
　<br />
<strong>服部：</strong>僕、以前にポーランドのクルティカ<span>＊</span>と富士山に登ったことがあるんです。<br />
<span>＊ヴォイテク・クルティカ。伝説的クライマーです。</span><br />
　<br />
<strong>石川：</strong>いまおいくつぐらいですか？<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>おそらくちょうど６０才。僕が一緒に富士山登ったときはたしか50過ぎてました。富士山登った後に一緒に温泉行ったんですけど、服脱いだら背筋がバコーって羽みたいに付いてて。クライミング中に落ちても、この羽で飛ぶのかなあって思いましたね。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>背筋が羽みたいっていいですね。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>そのクルティカが日本の富士山登って、「大きい山があっていいなあ」ってことをしきりに言ってました<span>＊</span>。<br />
それで石川くんに聞きたいと思ってたことがあるんだけど、その国の最高峰の順位って頭にはいってる？<br />
<span>＊ちなみに、クルティカの故郷ポーランドの最高峰はリスイ山で、標高は2499mです。</span><br />
　<br />
<strong>石川：</strong>うん？<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>国の最高峰を並べてくの。上から。だからネパールの最高峰はエベレスト。中国の最高峰もエベレスト。その次にパキスタンのK2があって、そのあとがおそらくインドの最高峰カンチェンチュンガっていうふうに。そうした時に、おそらく日本の富士山は30番目くらいになるんじゃないかと思う。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>そんな上ですか？　富士山。<br />
　<br />
<strong>服部：</strong>だって8000メートル級の山のほとんどがネパールと中国とパキスタンに入っちゃうから。富士山はたかだか3700メートルくらいなんだけど、その国の最高峰としてはかなり高い方。こういう山をもってるのは日本人のクライマーにとってかなり優位な点が多いのかな、というのが私の感想です。<br />
　<br />
<strong>石川：</strong>おー、なるほど。<br />
　<br />
　<br />
　<br />
背中に羽の生えた伝説のクライマー、クルティカも認める富士山、ということでよろしいでしょうか？<br />
次回は、お二人の生きるうえでの姿勢が伺える、ちょっと濃いめの内容をお届け致します。お楽しみに！<br />
　</p><blockquote style="height:150px;"><a href="http://www.littlemore.co.jp/store/products/detail.php?product_id=714"><img style="float:left;" src="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/wp-content/uploads/2009/02/img_fuji_jkt_s.jpg" /></a><br />
　石川直樹 写真集『Mt.Fuji』<br />
　好評発売中！　<a href="http://www.littlemore.co.jp/store/products/detail.php?product_id=714">詳細はコチラ</a></blockquote></div>]]></content:encoded>
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	</item>
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		<title>おしらせ：連続トークセッションvol.3 ゲスト発表！</title>
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		<pubDate>Sat, 18 Apr 2009 10:52:40 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[STEP 1]]></category>

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		<description><![CDATA[
『Mt.Fuji』刊行記念イベント、
石川直樹　連続トークセッションvol.3のゲストが、大竹昭子さんに決定しました！
詳細は以下の通りです。
　

■イベントの内容紹介
石川直樹さんが、登る山としての富士山をゼロから [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div style="float:left;width:460px;">
『Mt.Fuji』刊行記念イベント、<br />
石川直樹　連続トークセッションvol.3のゲストが、大竹昭子さんに決定しました！<br />
詳細は以下の通りです。<br />
　<br />
<span id="more-234"></span><br />
■イベントの内容紹介<br />
石川直樹さんが、登る山としての富士山をゼロから捉え直した写真集『Mt.Fuji』。<br />
リトルモアwebとの連動企画“この道は富士山へと続く”の公開講義として、連続トークセッションを開催しております。<br />
大好評の内に終了した１回目、２回目に続き、第３回目の今回でこのトークセッションもいよいよ最終回を迎えます！<br />
これまでは主に「登る山としての富士山」について石川さんとゲストの方にお話をうかがってきましたが、今回は少し視点を変えて日本人が見続けてきた富士山の姿に迫ります。<br />
ゲストには、写真についても大変お詳しく、東京を舞台にした短編集『随時見学可』（みすず書房）を上梓したばかりの著述家・大竹昭子さんをお迎えします。<br />
『Mt.Fuji』はもちろんのこと、新旧の富士写真について石川さんとたっぷり語っていただきます。<br />
また、石川さんが非常に興味を持ったという富士山周辺で行われているお祭りの数々。<br />
富士信仰に基づくそれらの祭事からも伺うことのできる、人々の心の中にそびえる日本一の山・富士山についても探っていきます。<br />
　<br />
<a href="http://www.littlemore.co.jp/hiroba/fuji/">過去のトークセッション</a>も復習して、あなたも新たな富士山を発見してください！
</div><div style="float:right;"><blockquote><strong>第３回　「日本一の山・富士山」<br />
ゲスト：大竹昭子さん</strong><br />
2009年5月15日（金） 19：00～（開場18：30）<br />
会場：新宿三越アルコット「ジュンク堂書店 8F喫茶コーナー」<br />
参加費：1000円<br />
定員：45名（定員になり次第〆切になります）<br />
お問い合わせ：ジュンク堂新宿店（TEL.03-5363-1300）<br />
<span>＊定員数に達しましたので、締め切りました。ありがとうございます。</span><br />
<span>＊トーク終了後にサイン会を予定しております。</span><br />
　<br />
<strong>石川直樹（いしかわ なおき）</strong><br />
石川直樹（いしかわ なおき）<br />
1977年東京都生まれ。<br />
東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。<br />
写真集に『THE VOID』（ニーハイメディアジャパン）、<br />
『NEW DIMENSION』（赤々舎）、『POLAR』（リトルモア）、<br />
『VERNACULAR』（赤々舎）などがある。<br />
2008年、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞 受賞。<br />
　<br />
<strong>大竹昭子（おおたけ あきこ）</strong><br />
ノンフィクション、エッセイ、小説、写真評論など、<br />
ジャンルを横断して執筆。<br />
トークと朗読の会＜カタリココ＞を都内各所で開催している。<br />
著書に『この写真がすごい2008』（朝日出版社、 2008）、<br />
『きみのいる生活』（文藝春秋、2006）、<br />
『眼の狩人』（ちくま文庫、2004）など他多数。<br />
最新刊は短編集『随時見学可』（みずす書房）。<br />
また、『真夜中』（リトルモア）で90年代以降の写真家の<br />
ドキュメントを連載中。<br />
HP: <a href="http://katarikoko.blog40.fc2.com/" target="_blank">http://katarikoko.blog40.fc2.com/</a><br />
</blockquote></div>]]></content:encoded>
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