街角!ハンサムさん!!梅 佳代

街角の奇跡を瞬時に捕らえる写真家・梅佳代が街の風景に溶け込みきれないハンサムさんをカメラで捕獲

第5回のハンサムさんは、渋谷で捕獲したスケボー青年の栗原くんです。30度を超える炎天下、街角ハンサム史上最年少の18歳の魅力にすっかり心が熱中症になってしまった梅さんから、迷言が続出!

第5回:スケボー青年、栗原くん(渋谷)

ハンサムさん

  • 名前:栗原大成
  • 年齢:18歳
  • 身長:178cm
  • 出身:フィリピン
  • 職業:大学生
  • 好きな有名人:松田翔太、武井咲
  • ペット:インコ(名前特になし)
  • 好きな漫画:ONE PIECE、NARUTO
  • 一番目に好きな色:青色
  • 二番目に好きな色:橙色
  • バレンタインデーのチョコの最高数:3個
  • 現在彼女はいるか:いる

Q&A

渋谷駅前〜宮下公園〜代々木公園
(以下、栗=栗原くん梅=梅佳代さん、田=編集・田中、T=編集T)
平成4年生まれとアラサー女子
  • <渋谷のタワーレコードの前を通りながら>
  • 田:栗原くんは、私と編集Tがこのタワレコ前で発見して、Tがダッシュで追いかけて捕まえたんですよ。
  • 梅:まさに街角ハンサムやね。でも、よくOKしたね。だって、いきなり後ろから追いかけてくるなんて、変態じゃない?
  • 栗:いや……でも、渋谷に来たの人生で2回目だったから、ちょっとびっくりしました。
  • 梅・田・T:えぇ!
  • 田:初々しい!
  • 梅:2回目の渋谷でこんな変な人たちに捕まるなんて可哀想やね。
  • T:可哀想って、あなたも共犯ですよ。
  • 田:栗原くんは18歳の大学生なんですよ。
  • 栗:はい、でも10月には19になるんですけど。
  • 梅:18歳ってことは、平成生まれやろ?
  • 栗:はい。平成4年です。
  • 梅:平成4年って……あたしが小学校5年の時じゃん! その頃、赤ちゃんだったってこと!?
  • 梅・田・T:!!!!!(改めて年の差に愕然とする3人)
  • 梅:先に生まれてしまったばっかりに……。じゃ、干支は?
  • 栗:申年です。
  • 梅:ちょっとT、あんたと同じなんじゃない?
  • T:いえ、私は魚座です! あ! 間違えました。とっ、とっ、とっ……。
  • 梅:酉やろ? そうだ、あたしと同じだった。
  • T:そうです。すみません、年がほぼひと回り違うことに動揺して……。
  • 田:動揺しすぎ(笑)。
  • 梅:ところで栗原くん、すごい汗やね。
  • T:若いから代謝がいいんですね。
  • 栗:すみません、汗かきやすいんです。
  • 梅:汗かきやすいとか、最高にいいよ!
  • 田:うん、若いから汗も爽やか!
  • T:今日は皆、テンションがいつもより高いですね(笑)。
  • 梅:(撮りながら)こっち見て、あ、汗が光っとる、いい!
  • 栗:……(苦笑)。
  • 梅:汗かいただけでこんなに喜ばれるってすごいよね。
  • 田:さすがハンサム!
  • T:やっぱり、変態だと思ってます?
  • 栗:はい……あ、いや、大丈夫です(笑)。
最年少ハンサムはモテ・エリート
  • <渋谷のカフェにて>
  • 田:大学生なんだよね。学部は?
  • 栗:英文科です。
  • 梅:英語はできるの?
  • 栗:はい。小さい頃、海外に住んでいたので。
  • 梅:え、どこ?
  • 栗:フィリピンのセブ島です。母親がフィリピン人なんです。生まれてすぐ日本に移ったんですけど、小学校はフィリピンの学校に行ってたんです。そこで英語の授業もあったので。
  • 梅:え〜ハーフなんだ! 最近、テレビでやっとる韓国版の「花より男子」にハマっとって、こういう感じの顔にあこがれとってん。こんな人がそばにいたらいいな〜と思ってたら……おった!
  • T:よかったですね。
  • 梅:体もスラッとしとるね。何かスポーツやっとった?
  • 栗:中・高、バスケやってました。
  • 梅:バスケってかっこいい人がやるもんね。
  • 田:絶対モテてましたよ。
  • 梅:一番モテてたのはいつ?
  • 栗:あまり、いつが一番ってのはないですね。
  • 梅:じゃ、いつからモテとった? 小学生の時は?
  • 栗:モテ……てましたね。
  • 梅:モテ・エリートだね。
  • T:じゃ、これまで一番多くもらったチョコの数は?
  • 栗:そんなにないですよ。たぶん、3個です。
  • 梅:前回もそうだったけど、ハンサムって意外とチョコもらわないね。なんでやろ?
  • 田:やっぱり、彼女がいるからじゃないですか? 気が引けちゃうんですよ。
  • 梅:友達のお母さんとかにも気に入られてとるやろ?
  • 栗:けっこう気に入られてます(笑)。
  • 梅:そりゃそうだよ。私が友達のお母さんだったら、息子に「大成君は?」って何回も家に呼ぶもん。そんで何回もカルピス持っていくもん。
  • T:なんでカルピスなんですか(笑)。
  • 梅:カルピスが似合うから。
無気力ハンサム、芸能界に入る!?
  • 田:普段、何して遊んでるんですか?
  • 栗:地元でスケボーとか。去年、友達に誘われて始めたんです。
  • 梅:スケボー以外では何しとるの?
  • 栗:特に何も。
  • 梅:じゃ、趣味は?
  • 栗:特にないですね。
  • 梅:好きな動物は?
  • 栗:特にないですね。あ、そういえばインコ飼ってました。
  • T:自分のペットを忘れてたんですか!?
  • 栗:2代目のインコなんですけど、あまりなついてくれなくて。名前も初代の名前で適当に呼んでます。
  • 梅:なんて名前?
  • 栗:コッコちゃん。
  • 梅・田・T:ぶっ(笑)。
  • 梅:じゃあ……将来の夢は?
  • 栗:特にないですね。
  • 梅:ホント、無気力やね。きっと、今はまだやりたいことが見つかってないんだよ。それなら、手はじめに、カレンダー作ろう! 毎月撮りに行くから。
  • 栗:毎月ですか!?
  • 梅:そうよ。リアルな感じにしたいから、大学とか、スケボーとか、あとは……バイトとかしとる?
  • 栗:寿司屋の配達やってます。
  • 梅:え〜意外! こんなかっこいい出前の人おったら何回も注文するよ!
  • T:何回も呼ぶの好きですね(笑)。
  • 田:制服とかあるの?
  • 栗:ポロシャツに普通のズボン。
  • 梅:それ撮りたい。じゃ、もうすぐ19歳になるから、20歳まで撮るとして……あ、成人式の会場にもあたしたち3人で行くから。
  • 栗:はあ……(苦笑)。
  • 梅:タイトルどうしよう。大人になる前やから、「ガラスの10代」? なんかない?
  • 田:「19ブルース」とか?
  • 梅:いいね〜それでいこう! 売れて芸能界入りしたらどうしよう。
  • T:どれも微妙にパクりですけど(笑)。それでは、最後に恒例のアレ、いきますか?
  • 梅:え、彼女いるか聞くの? やっぱり、知らないままの方がいいことってあるやろ? 写真撮る時、彼の向こう側に彼女の顔が見えてしまうやろ?
  • 田:まあ、聞きましょうよ。恒例ですから。
  • 梅:え〜……いいよ、だって絶対いるもん。
  • T:では、現在彼女はいますか?
  • 栗:……います。
  • 梅・田・T:はあ〜あ(溜め息)。
  • 梅:なんか、息子に嫁がくる時の気分ってこういう感じなのかもしれんね。
  • 田・T:そうですね……。
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おまけの写真
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編集後記

今回のハンサム撮影は9月だというのに、30度を優に超える真夏日。そういえば、前回も季節外れの猛暑だったような。ハンサムはあらゆる熱を上げるパワーを持っているのでしょうか。

さて、待ち合わせ場所のハチ公前にスケボーを持った栗原くんが登場すると、梅さんは早速、両頰を手でおさえて目を輝かせるいつもの「ときめきポーズ」。第4回からレギュラーメンバーとなった編集・田中と私はそれを見て、今日の撮影も長くなること確信しました。

挨拶を済ませるや否や、梅さんはハチ公像に向かって一直線に歩いていきます。まさか、ここでハンサム撮影を? と思ったら、そのまさかでした。ハチ公とハンサム、字面も似ているし、なかなか新鮮な組み合わせです。この流れで、恒例の梅さんとハンサムの記念撮影も行われました。

【ハンサムとの記念撮影に思わず頰に手をあてる梅さん 撮影:編集・田中】

記念撮影でさらにテンションの上がった梅さんは、渋谷の交差点や公園通りの道を歩きながら、至近距離にカメラを構えてどんどんシャッターを押していきます。しかし栗原くん、まったく動じません。初めての撮影とは思えないほどの自然な笑顔に、梅さんも感心。

ところが、炎天下を歩きながらの撮影だったため、15分も経たないうちに栗原くんの顔から首にかけて滝のような汗が。ハンサムに汗は禁物! と一瞬動揺しましたが、さすが18歳の最年少ハンサム、汗を流す姿さえも瑞々しい輝きを放っています。その姿に梅さんをはじめ3人のアラサー女子たちは大興奮。梅さんは「汗、最高!」と変態発言をしたのち、人通りの多い渋谷の路上でなぜか「かっこいいから歌ってほしい!」と言い出す始末。これでは撮影が進みません。ということで、栗原くんと体と女子たちの頭をクールダウンするため、カフェでお茶をしながらインタビューをすることに。その間、編集・田中が汗拭き用のタオルを買いに行ってくれました。

インタビュー終了後、汗予防にソフトクリームを食べつつ、スケボー青年の真価を発揮してもらうために代々木公園へ。

【代々木公園でアイスを食べる栗原くんを撮る梅さん】

スケボー歴1年ということで、その実力を甘く見ていましたが、素人目にも分かるほどのなかなかなボード捌き。最後には華麗なジャンプも披露してくれました。

【栗原くんのスケートジャンプ! 撮影:梅佳代】

スケボー撮影が終わった後も、代々木公園の緑の中、茂み越しに撮ったり、ベンチに座った時の彼女目線で撮ったり、さらに売店のかき氷型バルーンを頭に載せて撮ったり、と梅さんらしい撮影が続きました。

【傍から見たら変な二人】

【「彼女目線」撮影に照れる栗原くん】

【「かき氷のせハンサム」にご満悦の梅さん】

撮影終了後、原宿駅で解散。栗原くんはカフェでドリンクを飲む時に「いただきます」と言っていましたが、最後もきっちり礼儀正しく挨拶していました。親のしつけがしっかりしていたのね、と目を細めながら、アラサー女子3人は我が子を見送るような気持ちで18歳の後ろ姿を見つめていました。

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プロフィール



梅 佳代

1981年石川県旧柳田村生まれ。日本写真映像専門学校卒業。キャノン写真新世紀で「男子」(2000年)「女子中学生」(2001年)がそれぞれ佳作を受賞。2007年、写真集 『うめめ』で第32回木村伊兵衛写真賞受賞。『UMEP』『じいちゃんさま』『男子』(いずれもリトルモア刊)他。最新写真集『UMEP』が絶賛発売中!

編集T

本企画における梅さんのお付き役。梅さんと同い年だが、壮年男性並みの低音ボイスとそれ以上に低いテンションの持ち主。しかし、ハンサムへの質問に対しては伝説の 芸能レポーター、故・梨元勝氏並みのがっつきを見せる。