Column[1]
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夜間飛行 山崎まどか ねえ、暗闇の中にいる君
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Column[2]
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伝わらない言葉 磯崎憲一郎 十一月十八日、夜八時、代々木上原駅下りホーム
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Column[3]
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眠りの国 窪 美澄 赤んぼうの逃走と闘争
Illustration:前田ひさえ
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小説
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川上未映子 アイスクリーム熱
彼がアイスクリームを買いにくるようになってその日でちょうど二ヶ月だった。
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特集
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冬空の科学
雪が舞い降り、星が瞬く夜空を入り口に、科学の世界への一歩を踏み出す。
Q&A
三つの世界 板尾創路×蜂飼 耳×池内 了
まずは、暖房のきいた部屋を出て、散歩に出かけよう。
芸人・詩人・科学者の3人が、素朴な「なぜ?」に答えながら行く
世にもぜいたくな冬の道――
ふしぎマンガ
高野文子 トムキンスさん、ケーキをありがとう。
お隣りさんから、嬉しいケーキのおすそわけ。そして起こった不思議なできごと――
ビッグバン理論の父・ガモフの『不思議の国のトムキンス』をきっかけに描かれた
書き下ろしマンガ。
エッセイ
須藤 靖 アインシュタイン・ビッグバン・ガモフ
この世界の不思議さの一端――宇宙物理学者が読みとく「脈動する宇宙」。
詩+Visual+AR
真夜中のプラネタリウム
絵:KYOTARO(青木京太郎) 詩:最果タヒ 開発:AR三兄弟
オリオン座、おうし座、ふたご座――冬の空に浮かぶ星座と、すいこまれるような夜の詩。
そして誌面を飛び出して体験する、AR天体観測!
小説+visual
いしいしんじ 雪 最終回
写真:小畑雄嗣
銀色の滑らかな表面に、ス、ス、ス、と光のふくらみが六つうまれ、
そのひとつひとつから同時に、真新しい光の線が六本、
手足をのばす赤子のように薄闇にひらいた。
エッセイ
遠藤秀紀 ある朝の師
科学者は、このように死んでいかなければならない――
遺体科学の提唱者が描く2011年の科学者像。
小説
松浦寿輝 ツユクサと射手座
わたしは数年前、数学者T…氏とチェスを三局指した。――
隠居の数学者の、うっそりとした存在感に惹き込まれる、短篇小説。
Text+Visual
やくしまるえつこ 科学百科 入門篇
小説、映画、ニュース、音楽…に静かに宿る科学のきらめき。
相対性理論のヴォーカリスト・やくしまるえつこがそっと教える科学少女のたしなみ。
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翻訳+visual
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波(抄) ヴァージニア・ウルフ
訳:金原瑞人 写真:梶井照陰
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アートしんぶん
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梅 佳代 qp 金氏徹平
ゴッホ展、鈴木清展、服部一成展。注目の展覧会3つを3人の作家が壁新聞でレポート。
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シネマレビュー
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津村記久子 開いたままのドア
――瀬田なつき監督『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』レビュー
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対談
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佐々木中×坂口恭平 「次の自由」へ向かう
その夜、書店の一角に集まった人々は二人の男の話に熱心に耳を傾けていた。
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エッセイ
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宇野邦一 超越的奇観――佐々木中の二冊を読んで
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連載
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eri 夜の天秤[7]
デザイナーeriのひそやかな心象風景。マラケシュ篇。
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翻訳
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小説は世界の彼方に 最終回 アイルランド
栩木伸明選・訳/ダラ・オーコニーラ「糸つむぎのモーラ」
Illustration: 唐仁原多里
昼に夜を継いで糸をつむぐモーラの耳に、ある夜、妖精たちのささやきが届く。
夜はかれら〈よきひとびと〉の領分。ぞろぞろやってきて、歌をうたいはじめる……。
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連載
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秦 早穂子 影の部分 終章 海の方へ
イーヨ・パルト。いつも出発する心。
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エッセイ
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寺尾紗穂 南洋と私[5]
Shameem、Felisa、Genevieve――3つの出会い
二〇〇五年一月、冬のサイパン。南洋からは、南十字星が見えるだろうか。
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連載
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高山なおみ 押し入れの虫干し 第7回 「雨の日のアイロン」
料理家・高山なおみが、季節の合図で、記憶を旅する自伝的エッセー。
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連載
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保坂和志 遠い触覚 インランド・エンパイアへ(9)
ずっと遠くに、彼だけの世界の予感がある。
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小説
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長嶋 有 三十六号線 第4話 ホンダシティ
母・奈美子の「車」の履歴
ホンダ原付ダックス→スズキフロンテ→ホンダシビック→
トヨタスプリンター……→ホンダシティ?
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小説
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戌井昭人 松竹梅[6]また会う日まで
お好み焼きと尾崎紀世彦で盛り上がったお別れ会。
もうすぐ仲本さんは海の向こうの眩い光の方に行ってしまう。
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コラム
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ECD 幸福の追求 第12回 大変幸福
ECDがいま表現したいことのほとんど。
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連載
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北村道子の人生指南 第12回
Photography:角田みどり
北村さんの予言。「絵の時代がやってくる!」その根拠は?
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連載
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VIEW VIEW BOOKS[8]読んで描く、真夜中の読書案内
絵:榎本マリコ エリザベス・ストラウト著/小川高義訳『オリーヴ・キタリッジの生活』
コラム「本の中の見たいシーン」今井智己 レイモンド・カーヴァー著『大聖堂』
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