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真夜中No.12とケン・ローチ

真夜中No.12、発売しました。
 

 
特集は、「冬空の科学」。
1月22日より、全国の書店で発売中です。
 
今号も、読みごたえも、見ごたえもあるページになりました。
ぜひ書店でお手にとってご覧ください。
 
Little Moreホームページでもご購入いただけます。
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そして校了後の週末、久しぶりに映画館へ。
ケン・ローチ監督『エリックを探して』を観ました。
 
「人生なんて、意外に小さな勇気で変わるもの」
チラシに書かれたコピーをみて、いつも勇気を出せない私も
この映画を観たら勇気を持てたりして…なんて思ったりする。
 
観終わった後は、勇気を得て挑戦的になる感じではなく、
そっか、こうすれば大丈夫なんだ、と心強くなる感じ。
 
私がそう感じたのは、主人公のエリックと同じ職場の、
郵便配達員の仲間達を特に印象的にみたからだと思います。
 
ミートボールと呼ばれる、仲間の中ではリーダー格の太っちょの男が、
悩めるエリックを元気づけようと自己啓発の本を持ち出してくる。
他の郵便配達員の仲間達を巻きこんで本に習って瞑想をするシーンはすごく微笑ましい。
ミートボールが持ってきたその本は万引きだけど…!
 
エリックの心のヒーロー、
元マンチェスター・ユナイテッドの名サッカー選手
エリック・カントナも、サッカーで一番大切なのはゴールではなく、
仲間を信頼して出す「パス」だ、と語る。
 
カントナの助言と、仲間達へのパスで、エリックが目の前の壁に立ち向かう。
その姿は、勇気をもらう!というような力強さはないけれど、
細くて頼りなくて、でも優しい表情のエリックが最後に見せてくれた笑顔は、
そっと、そして確かに背中を押してくれる気がしました。
 

『エリックを探して』(全国順次公開中)
監督:ケン・ローチ(「麦の穂をゆらす風」カンヌ国際映画祭パルムドール受賞)
脚本:ポール・ラヴァティ
出演:スティーヴ・エヴェッツ/エリック・カントナ/ジョン・ヘンショウ/ステファニー・ビショップ
配給:マジックアワー+IMJエンタテインメント
公式HP: www.kingeric.jp
(編集部H)