書店イベントの予定やレポート、フェア展開の様子をご紹介します。
70年代日活ロマンポルノの黄金期を彩った女優・伊佐山ひろ子さん。日本のブリジット・バルドーと噂され、仲間たちからは「べべ」と呼ばれていた彼女は、80年代に入ると女優業のかたわらエッセイや小説を発表。赤裸々でナイーブな文章は、多くのファンを生みました。
しばらく執筆から離れていた伊佐山さんですが、3年前の「真夜中」創刊号より小説の連載をスタート、このたび待望の単行本『海と川の匂い』が発売となりました! それを記念して、夏真っ盛りの8月8日、青山ブックセンター本店にてトークショーが開催されました。ゲストに現在絶賛放送中の「モテキ」はじめ、多くのテレビドラマを手掛ける大根仁監督と、映画『ライブテープ』のヒットが記憶に新しい松江哲明監督の両名をお迎えし、日活ロマンポルノ時代の撮影秘話や、小説に描かれた独特の世界の秘密、「演じること」と「言葉にすること」の曖昧かつスリリングな関係性についてなど、様々な角度から伊佐山ひろ子さんご本人に語っていただきました。伝説の女優の素顔に迫った2時間にわたるトークその模様をレポートいたします!