『クートラスの思い出』岸真理子・モリア

詳細
『クートラスの思い出』岸真理子・モリア

「ほんとうに生きる、という冒険」

飢えたとしても、自分を貫く。
古代人のように存在の深みから作品を生み出し、
獣のように激しい「情」を持った。

パリで生まれ、死んだ画家クートラス。
最後の恋人が、彼の生涯を綴った。


存命中も熱心なファンはいたものの、華やかな評価のなかったロベール・クートラスの作品が、没後四半世紀たち、彼の暮らしたパリから遠く離れた日本で、熱狂的な盛り上がりを起こしています。
これまで詳しく知られることのなかった彼の生涯を、最晩年、彼と同居し、遺言にしたがい作品を管理をする女性がはじめて綴りました。
パリの町並みのなかに、アルザスに、ブルターニュのカテドラルに、クートラスが、いま蘇ります。


―― 伝記にして芸術論、そして恋の物語。


未発表デッサンを含む、図版多数収録!
特別寄稿:堀江敏幸(作家)


[プロフィール]
岸 真理子・モリア(Mariko Molia Kishi)
1977年に日本の画廊のパリ支店で働くため渡仏。クートラスと出会い晩年をともに過ごす。クートラスが遺言で指定した“包括受遺者”。本人が売ることも散逸させることも許さず“Reserve de parton(親方の獲り分)”と呼んだ“リザーブ・カルト”を含め作品を保管している。現在パリ郊外在住。

ロベール・クートラス(Robert Coutelas)
1930年パリ生まれ。十代から工場に勤め、その後、石工となる。両親の反対にあいながらも仕事の傍ら作品づくりを続けた。リヨンの美術学校を経て、28歳でパリへ戻り画廊と契約。現代のユトリロとも評されたが、画廊の方針が合わず契約解除。後に別の画廊とも契約するが長続きしなかった。画材も買えないほどの困窮のなか、1967年頃からカルト(carte)という手札大のカードの制作に没頭し始める。6000枚も制作したという。他にグアッシュや油絵、テラコッタなど、制作物は多岐に渡る。1985年にパリで逝去。


■クートラスの展覧会が開催されます■
カルトのほか、グァッシュ、木版画、テラコッタなど、クートラスの多彩な創作をご覧いただけます。
- - -
ロベール・クートラス展

会期:2011年11月7日(月)- 20日(日)
会場:Gallery SU(東京・麻布)

時間:12:00 – 19:00 ※11月14日(月)休廊

*会場では11月15日(火)全国発売予定の岸真理子・モリア著『クートラスの思い出』が先行発売となるほか、昨秋刊行の作品集『僕の夜 Mes Nuits』(エクリ刊)も販売されます。

【会場・問合せ】
Gallery SU
〒106-0041 東京都港区麻布台3-3-23 和朗フラット4号館6号室
tel. 03-6277-6714
http://www.gallery-su.jp
- - -


著者:岸真理子・モリア

装丁:木村裕治、後藤洋介(木村デザイン事務所)

定価:本体価格1600円+税
ISBN 978-4-89815-322-2

2011年発行
仕様[新四六判(188×121ミリ)/並製/306ページ(うちカラー32ページ)]

  • 商品コード: 9784898153222
  • 定価 (税込) 1,728 円
  • 数量
カートに入れる
関連商品
『夜のギニョール劇団 ロベール・クートラス ポストカードブック』

『夜のギニョール劇団 ロベール・クートラス ポストカードブック』

定価(税込) 1,728 円

1930年パリに生まれ、85年パリに没した知られざる異才の画家、ロベール・クートラス。没後30年を経たいま、遠く日本で、人気と評価が高まっています。
彼が作り上げた6000枚の小さな作品= “カルト”から16枚をポストカード集にしました。
[絵:ロベール・クートラス/文:岸 真理子・モリア] 

詳細