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◆ 第32回 土門拳賞受賞 ◆ コンゴ、リベリア、シエラレオネ、ブルンジ、スーダン、アンゴラ、ケニア 隻眼のカメラマンが見つめたブラックアフリカ 本書は、亀山亮が2003年から2010年まで アフリカの危険地帯で撮影した写真120点で構成。 今日も虐殺、レイプ、略奪――が繰り返されている、 世界でもっとも悲惨な戦場の実態を、 若き日本人カメラマンの視点で記録した写真集です。 巻末に著者の生い立ちと現在までの撮影の詳細を綴った 110枚書き下ろし原稿を掲載しました。 遠く離れた国で苦しみに喘ぐ人たちと、 著者の人生が交差するまでの軌跡を読むことができます。 - - - 決定的瞬間や戦闘場面ばかりを追い求めるのではなく、 その場の空気感、現場で呻吟する人たちの息づかい、 存在の片鱗を写真に残すことが大事だと思った。 それをどうやって写真に閉じ込めるのかはわからなかったが、 現場に行かなくては何も始まらないことだけは確かだった。 ――本文より - - - ※書名の「AFRIKA」は、アフリカのスワヒリ語表記。 スワヒリ語はアフリカ東岸部で広く使われている。 [著者プロフィール] 亀山 亮(かめやま・りょう) 1976年生まれ。 1996年よりサパティスタ民族解放軍(先住民の権利獲得運動)など中南米の紛争地の撮影を始める。 2000年パレスチナ自治区ラマラで インティファーダ(住民蜂起)の取材中、イスラエル軍が撃ったゴム弾により左目を失明する。 現在はアフリカの紛争地を集中的に撮影。 パレスチナの写真で2003年さがみはら写真新人賞、コニカフォトプレミオ特別賞。 著書に『Palestine:Intifada』『Re:WAR』『Documentary写真』『アフリカ 忘れ去られた戦争』などがある。 著者:亀山 亮 デザイン:本多晋介 定価:本体価格2200円+税 ISBN:978-4-89815-343-7 2012年発行 仕様[A4変型(天地297mm×左右230mm)/184ページ/並製]