『境界の町で』 岡 映里

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『境界の町で』 岡 映里

「人との関係の絶望的な隔たりと、
隔たりの向こうから聴こえる声。
読みながら、耳を塞ぎたいのに
耳を澄ましてしまう。
地震が過去をも揺さぶって、
時間がこみ上げてくる。」
柳美里 (作家)
―― 帯より


【各紙誌より賞賛を浴びる衝撃のデビュー作、重版出来!】


2011-2014
福島県浜通り、検問のある町。
女性記者は、その地に生きる人々にのめり込んでいく――。

たしかな描写で、風景が、土地が、人間が、立ち上がる。

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「猫は痩せねえな。犬はみんなガリガリだ。犬は人から餌もらってしか生きられないんだよ」
―― 元ヤクザ、現在原発作業員の親方

「嘘つきのコミュニケーションはやめてください。仕事上のことだからと同情して質問しないでください。岡さんの言葉で人が傷ついています。私がその一人です」
―― 大熊町の青年からのメール

「まわりに人がいなくなって、煩わしい近所付き合いもしなくて済むし、ストレスもなくなったの。放射能は少しあるけどもね。今はパラダイスだと思うようにしているの」
―― 寝たきりの母親を介護するため警戒区域内に残った女性
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3.11の日に
本当に会いたかった人は
誰ですか?


[著者プロフィール]
岡 映里(おか・えり)
作家。1977年、埼玉県三郷市生まれ。ホテル宴会場の皿洗い、クラブ店員、パソコンショップ店員、歯科助手、家庭教師などの職を転々としながら、慶応義塾大学文学部フランス文学科卒業。のち、Web開発ユニット起業、会社員、編集者、週刊誌記者などの仕事を経る。


著者:岡 映里

装幀:井上則人

定価:本体価格1600円+税
ISBN 978-4-89815-386-4

2014年発行
仕様[四六判/234ページ(カラー写真18ページ)/上製]

  • 商品コード: 9784898153864
  • 定価 (税込) 1,728 円
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