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昭和のビルよ、永遠に――。 1964年東京オリンピック前後、高度経済成長期に建設された、昭和の香りただようビル。 建設から半世紀を経て、建築として円熟味の増したシブい味わいが、たまらなくカッコイイ! ビルの外観はもちろん、「近未来の宇宙ステーション」を彷彿とさせるエレベーターホール、手すりのデザインも美しい螺旋階段、堂々とした佇まいの総大理石の壁面、空間を埋めるモザイクタイル壁画、円みを帯びた窓やアールがかった天井の形状、ビル最上階の回転ラウンジや老舗喫茶店などビル内の施設…… デザインや建材のひとつひとつが時代を映し、美しく輝いている。 2020年東京オリンピックを目前に、急ピッチで再開発の進む都心において、いま見ておくべき貴重なビルに憩い、ときめき、愉しむための一冊。 -- 東京交通会館/有楽町ビル・新有楽町ビル 新橋駅前ビル/ニュー新橋ビル 日本橋髙島屋 増築部分/中野ブロードウェイ ソニービル/紀伊國屋ビル ホテルニューオータニ/ロサ会館 サンスクエア/ホテルオークラ東京 別館 パレスサイドビル/三会堂ビル 目黒区総合庁舎/柳屋ビルディング コマツビル/新東京ビル・国際ビル ……これぞシブいビル!厳選の20棟を徹底ガイド!! -- ・オールカラー128ページに約200点の図版を収録 ・巻末には1954年から1973年の東京の風景や暮らしを知る年表も収録 〈鈴木伸子(すずき・のぶこ)プロフィール〉 1964年東京生まれ。東京女子大学卒業後、都市出版「東京人」編集室に勤務。1997年より副編集長。2010年退社。現在は、都市、建築、鉄道、町歩き、食べ歩きなどをテーマに、執筆・編集活動を行う。 著書に『グッとくる鉄道 見て 乗って 感じる、胸騒ぎポイントガイド』(小社)、『地下鉄で「昭和」の街をゆく大人の東京散歩』(河出文庫)、『わたしの東京風景』(港の人)、共著に『ひょうたんブック』(平凡社)などがある。 著者:鈴木伸子 写真:白川青史 デザイン:大島依提亜 定価:本体価格1700円+税 ISBN 978-4-89815-445-8 2016年発行 仕様[A5変/128ページ/オールカラー/並製]